NHK盛岡のTVニュースでサシバの営巣が
たまたま「NHK盛岡のローカルニュース」を見ていたら、「岩手の里山でサシバが営巣」の取材映像が流れていました。最近の傾向と言うか、野鳥の会の指針としては、「営巣場所(巣とか親子の様子)の写真は受け付けない」と言うことになっているので、真面目な会員の私は、撮影しない、してもHPにはUP!しないことにしています。まあ、「報道の自由」があるでしょうから、どんな映像が流れても文句は言いませんが・・・。ひとつ気になることがあったので、あえてブログに書いてみまました。
放送では、サシバ研究者が4年前からの研究で、「岩手県内陸の紫波町以南に繁殖」と紹介してました。一般の人は「紫波町以南」だろうが、「二戸以南」だろうがどうでもいい事なのでしょうが、少しばかり「サシバ観察者の端くれ」としては大きな問題で、「岩手県紫波町が太平洋側の北限」と言う誤解がしょうじかねません。
個人的な観察記録ですが、20年前から継続して雫石町で「サシバ観察」をしているので、「北限は雫石町」と言うことをアピールさせていただきます。私はけっして「猛禽類の営巣」を公開しないので(猛禽類の繁殖の事を思えば一番いいと思っているからで、営巣場所は人に聞かない、教えないがモットーです)新聞、テレビとは無縁です。20年も雫石町でサシバが観察出切るのも、静かに一人で観察しているからだと思ってます。
昨日に続き、「北限のサシバ」の画像を何枚か貼っときま~す。
それと~、余計な話しですが、テレビ映像では、口に指を指して「刺し歯(さしば)」とか言って面白おかしく紹介してましたが、サシバ好きの私としては違和感がありましたね~。英名では「グレイフェイス・バザード」(灰色の顔したノスリ)ですが、サシバの語源は、「獲物をねらって真っ直ぐ飛ぶもの」の意味で、鎌倉時代から使われていたそうです。ここからは、私の推測ですが、「真っ直ぐ飛ぶサシバの尾羽が、弓矢に重宝された」のではないかと思いました。そう言うことで、「サシバ」は、武士にとっては「トビ」とか「ノスリ」ではない、尊敬の野鳥だったのでしょう。いっぱひとからげで「〇〇タカ」と呼ばれてないんですもん。
最近のコメント