ライフワークの鳥は・・・「アオバト」です。
今日は朝から雨(6月に入ってから初めての恵みの雨です)だったので、本業(仕事)もサブ(野鳥写真)もフィールドには出れず、内勤をしておりました。GW後に取り貯めてた(ただHDにつんこんでいただけ)野鳥写真を整理できました。
私のライフワークの鳥は変わることはないのですが、追加はあるので年々忙しくなると言うか、時間が足りなくなってしまいます。その中で「20年継続のアオバト」と「5年継続のハチクマ」が夏期の「ライフワークの野鳥」になっています。
20年前のアオバト事情と言えば、「命がけで海水を飲みに海岸に飛来する」が一般的でしたが、当時から北東北3県(青森・秋田・岩手)は「森林性アオバト」で、ブナ林の中で良く観察することができました。(20ヶ所ほどの観察・撮影地が頭に入ってます)森吉山(秋田県)近郊では真夜中にブラインドに入り(熊さんが怖かったが、アオバトの魅力が勝ちました)一夜を明かした事も・・・・。(今では出来ません)
今シーズン(2010年)は、異常気象で奥山の春が遅く、6月でもあちこちに残雪がありました。20年アオバトを追い続けていますが、「ブナの芽ぶき」が間に合わず、アオバトが簡単に見れたことはなかったです。(例年なら新緑で、声はすれども姿が見えず)
▲ 2010年5月18日
例年「新緑」なので、「声がすれども姿が見えず」なのですが、丸裸状態なので、遠くからでも「黄色い花」が咲いたようでした。ブナの芽ぶき前を意識して「パチリと1枚」撮影しました。異常気象が続けば別ですが、二度と撮ることが出来ないのかな~と思ってます。
▲ 2010年5月18日
この場所は繁殖地なので、(間違いなく半径系300M以内で繁殖)飛来の最初の頃は、つねにペアで行動してます。例年なら新緑に隠れてしまい姿を見ることができません。
▲ 2010年5月22日
まだブナもホウノキも、芽吹いておりません。
▲ 2010年5月22日
まだスカスカです。アオバトがとても見つけやすかったですね。
▲ 2010年6月3日
ようやく「ブナの新緑」になりました。こうなると中々見つけだすのが難しくなります。
▲ 2010年6月3日
コナラ(どんぐり)の新芽が好きみたいで、よく集まってきます。アオバトの魅力は「羽ね模様」もさることながら、「青い嘴」もいいですね~。それと・・・、やっぱ「アオバトにはブナ林」が良く似合います。
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おはようございます。
四ッ家さんのこのブログでアオバトを知ったんですけど、どこでも見れるものですか?ブナ林とかに行くと。四ッ家さんはバードカービングなんかはやらないのですか?私昔挑戦したことがあるのですが、写真を見ながら作ったオオルリどうも上手くいけなくて不細工なデブになってしまいましたよ。こんどアオバトに挑戦してみようかな>
投稿: ジョーカー | 2010年6月17日 (木) 09時25分
ジョーカーさん、今晩は。
>このブログでアオバトを知ったんですけど、どこでも見れるものですか?
北東北では「夏鳥」です。
ブナ林に限らず、普通の里山でも「声」は聞こえるので、運がよこれば「姿」も見ることができます。
「宮沢賢治」の時代には、「種まき鳥(なき声が聞こえたら豆をまく)」として知られ、賢治が農夫に「あの鳥はなんですか?」と尋ねたら「マオ~鳥」と教えたとの話しを、なんかの本で読んだことがあります。(ほんとはアオ~、アオ~アと鳴きます)
>バードカービングなんかはやらないのですか?
一度もやったことが無いです。
やりだすと「凝り性」なもんで、それが怖くて踏み切れません。(笑)
PS
関東なら、神奈川県大磯町の海岸に「海水を飲みに来るアオバト」があまりにも有名ですよね。毎日、観察者やカメラマンが誰か彼か行っていると思いますので、直ぐわかると思います。
投稿: yotsuya | 2010年6月17日 (木) 21時24分