「東北関東大震災」 その6
「ガソリン難民」なのですが、高速道路が通行可能になったので、「高速のスタンドで給油」を期待して、種市海岸に出かけてきました。高速のスタンドは「待ち時間は無い」のですが、2000円までしかガソリン給油ができませんでした。
軽米インターで降りると、出口近くにスタンドがあるのですが、こちらも「待ち時間無しの2000円の数量限定」でした。
洋野町のスタンドは「待ち時間無しの満タン給油」が可能で、311後に初めて満タンにできましたね~。ほんとラッキー!でした。
「ガソリン難民」がいるのは、盛岡近郊だけのような気がします。県北は、数量限定があっても「待ち時間が無い」ので、ほんと助かりました。
■ 311(さんいちいち)後の「種市海岸」と、その前の「すばらしい種市海岸」の写真を貼っときます。
▲ 洋野町は人的被害(死亡0)がありませんでした。ひとえに「津波防潮堤」と「日ごろの避難訓練」が幸いしたと地元の人が言っておりました。確かに、種市の町には「海面より○○M」の看板があちこちにあります。(目安としては20M以上の高さに避難することなそうです)今回も、防潮堤の外にある、水産加工所、食堂、ウニ栽培センターに働いている人が30人ほどいたそうですが、皆さん直ぐに避難したそうです。防潮堤は、人がたっている地面が、海面より4Mほどで、一段目が3Mと、その上に「波返しのある防潮堤」が5Mなので、合計で12Mの高さですか。この防潮堤を津波が超えることがなく、家も人も被害がなかったそうです。
▲ 震災前の「種市海岸のコクガン」です。なぜにコクガンが種市海岸に集まるかは、岩礁の海草が豊富だからでしょう。今回の津波で、「種市海岸の岩礁の海草」は綺麗に洗われ、ただの「石ころ」になってしまいました。来シーズンがどうなるかはわかりません。
▲ 2003年3月22日に撮影した「ミサゴが営巣する岩」ですが、(岩はありましたが、少し崩れてました)、ミサゴは営巣しておりませんでした。この写真は仲良く4羽ですので、同じ家族だと思います。(たまたま一緒に渡ってきたのでしょう)でなければ、営巣場所の争奪戦がおこなわれます。(内陸の雫石で観察あり)
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悲惨ですね。浄土ヶ浜はどうなってるのでしょう。報道では出ませんが、人的被害は無かったのでしょうか?
投稿: ジョーカー | 2011年3月27日 (日) 08時50分
>浄土ヶ浜はどうなってるのでしょう。
ニュース画像を見る限りでは、外観は同じでした。ただ、「遊歩道の柵」は全部壊れてましたね。今はシーズンオフなので、それが幸いして、人的被害はなかったみたいです。
投稿: yotsuya | 2011年3月27日 (日) 21時05分
震災による湿地への影響のWEB資料集を作成しています。
コクガンの項を設けてリンクさせていただきました。
http://homepage1.nifty.com/wetland/site0000/tsunami_etc.html
コクガンの生息状況についてはそれほど詳しくないので、間違っている点や追加すべき情報などありましたらお知らせください。
投稿: 平泉秀樹 | 2011年4月26日 (火) 15時06分
上の投稿でURL切れてしまったみたいですね。
名前のところから飛んでください。
投稿: 平泉秀樹 | 2011年4月26日 (火) 15時08分
平泉秀樹さん、今晩は。
>コクガンの生息状況
岩手県は、洋野町(100±)と陸前高田市(30±)に越冬のコクガンが飛来します。他には小群の家族単位?(5羽以下)なら、何処でも見れますね~。コクガンの数は、BWの習性として、自分の目で見たのだけを「観察記録」としてます。
例年(2000年~2010年)なら、3月20日~25日の間が「種市海岸のコクガン北帰行」です。今年は、3月5日に100±を数えましたが、震災後の3月24日は6羽だけでした。この数は過去10年の観察記録ではいずれも100羽前後なので、あきらかに「大津波」で、安全な場所に避難したのではないでしょうか。6羽は、種市海岸でも、過去に観察されてない場所なので、南から(宮城県以南)からの「渡りの途中のコクガン」でしょう。
4月3日には、野田海岸で4羽のコクガンを観察してます。これも「渡りの途中」でしょうね。
投稿: yotsuya | 2011年4月26日 (火) 21時47分