「東北関東大震災」 その4
気仙川河口に探鳥に出かけて20年近くたちますが、「高田松原」には8Mほどの津波防潮堤があるし、河口から3キロ上流まで、両岸に8Mの堤防があるので、安心して「鳥見」をしてました。とりたてて、「風景(環境写真)」は撮っていなかったので、あまり数は持っていません。が、その中から、数少ない「気仙川の環境写真」を、自分のファイルから何枚か探し出したので、「震災前」と「震災後」を見てください。(目当ての鳥もUP!します)
▲ 気仙川河口から5キロほど上流に「JR大船渡線・気仙川橋梁」があります。(赤い鉄橋です)この場所は20年ほど前に、仕事で縁があって(矢作橋)、毎日この場所で「BWをしながら昼食」を食べてました。 最近では2009年に「廻館橋」(鉄橋の奥の橋)の仕事に来たので、私のかかわった2橋(矢作橋と廻館橋)は、津波に負けませんでした。20年通いつめていますが、「南三陸のベスト探鳥地」ではないでしょうか。いまだに10M以上の津波がここを通過して、7キロもさかのぼったなんて、信じられません。
▲ 対岸のコンクリートの建物の屋上に、高田松原の太い松が乗り上げてます。津波のパワーはものすごいものがあります。それと・・・、堤防を見てもらえればわかるのですが、「コンクリート護岸」は壊れてません。昨今の風潮として(何もわからない自然保護団体が)コンクリート護岸工事は駄目と・・・。何かと言うと「自然にやさしい」と訴えますが、コンクリートの防潮堤、コンクリート護岸が無ければ(土の堤防ならば)、今回の「東北関東大震災クラスの地震」では、間違いなく10倍の死者(20万人)が出たと思います。
▲ 気仙川河口の象徴的な橋である「姉歯橋」です。鉄のトラスト橋ですが、以前は地味な「灰色」でしたが、今年の2011年3月20日工期(完成)で、「薄緑色」にお色直しをしてました。もう「完成検査待ち」だったと思いますが、大津波のパワーに押し流されました。そうそう、「姉歯橋」と言えば、「ハジカイの夏羽の撮影ポイント」ですね。
▲ 「オカヨシガモ」です。20年前は気仙川河口でも、ほとんど見ることができなかったのですが、2000年以降、50±の数を見れるようになりました。岩手県沿岸では、宮古市より北が「シノリガモ」がよく見れて、宮古市より南が「オカヨシガモ」がよく見れますね。
▲ 「高田松原」をバックに、「コクガン」を撮影してみました。実は・・・、3月11日は、「高田松原とコクガンの撮りなおし」に来る予定でした。やはり、「青い空と海」でなければ「三陸の野鳥写真」ではないので・・・。でも、あまり「欲張らない」のが幸いしました。臨機応変に「鉄道写真」になったり、「滝の写真」になったりと、わけのわからないことをやりだしたお陰です。それに「デジ一眼での動画」も・・・。
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