チョウゲンボウが育雛(いくすう)中に交尾する?
私は「プロの野鳥研究者」ではないが、根が夢中になるタイプなので、「チョウゲンボウの生態」を少しばかり知りたいと「3日連続ブラインド内からの観察」に挑戦してみた。論文発表とか野鳥研究者なら「ビデオカメラの設置」で、24時間「育雛を観察記録」できるのでしょうが、個人での観察となると、「ブラインド内から双眼鏡」で見ることしかできません。でも、ビデオカメラと違って、「場の空気を感じる」とか「360度見ることが出来る」メリットもあるので、「チョウゲンボウが育雛(いくすう)中に交尾」する生態と言うか、行動を観察することができました。
※ チョウゲンボウが巣探しの段階(3月中旬)から観察していたのですが(200M離れた公道の車内から)、抱卵中はチョウゲンボウが神経質になるんじゃないかとの思いと、地主さんの生活の事も考え(4月後半は農作業準備段階で忙しい)、「私有地の立ち入り許可のお願い」は遠慮してました。今でも、普通の生活時間(8:00~17:00)に合わせて観察してます。(地主さんは何時でもいいよと言ってくれましたが、「社会常識」として、市街地ではそう言うわけにはいきません。)
地主さんは、「肩書きで行動しない」私を信用してくれたみたいです。「野鳥の会」とか「野鳥研究者」とか言わないで、普通の「一般市民」の行動がよかったみたいです。最初から「名刺」をだして、偉そうなことを言う人なら、「絶対許可」しなかったと。実名をなのり、きちんと「挨拶」をし、「鳥の話はあまりしないで、お天気とか農家の話」からの切りだしが、好印象だったと。「接客」とか「営業」の話は、もっとも得意としていることなので、相手に合わせて「お話をする」ことが、万事上手くいきました。
▲ 2011年5月15日 「チョウゲンボウ♀」です。巣内にいる時は、ほとんど鳴くことはないのですが、「キィキィキィ、キィ、キィ~♪」と鳴きながらホバリングして、コンクリート構造物の上に止まりました。
▲ 2011年5月15日 「チョウゲンボウが交尾」しました。この日は3回の交尾を観察することができました(場所は3回とも違う場所で、巣内では行いませんでした。雛が4羽もいる住宅事情もあるんでしょう(笑)。
育雛(いくすう)中に、猛禽類が交尾すると言う場面を見た事がないので、一瞬、「2回も繁殖をするので、その為の行動か」とも考えましたが・・・・、そんな事は考えられないんですよね。少しばかり(盆前まで)継続観察の必要がありますね。「巣立ち」すれば、観察は終了するつもりでしたが、「盛岡のチョウゲンボウ」は、私に休みを与えてくれません。
一応、「何時何分に、なんの餌を運び入れた」とかの記録はしてますが、そんな事には興味がなく、知らなかった生態(育雛中に交尾する)を見ることの方が10倍嬉しいですね。それと、「盛岡のチョウゲンボウ」は優秀なのか、3ヶ所の「貯食場所」を確保していて、♀が巣から飛び立ち餌が捕れない場あいは「貯食場所」から、餌を巣内に運び入れてましたね~。(目安として、1時間おきに餌を与えてました)
ビデオカメラの記録なら、「餌の運び入れ」しか記録できませんが、360度見れる「ブラインド内の観察者の目」が、「チョウゲンボウの貯食行動」もしっかり見ることができました。個人ではやってるので、これ以上の観察はできませんが・・・、ブラインドがあるので、今日も「ぺっこだけ(昼休み時間)」見にいいグが~。
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