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「チョウゲンボウ」は鼠がお好き!

「盛岡のチョウゲンボウ」を観察して気がついた事なのだが、快晴の日って「ネズミ類の捕食」が多いような気がします。曇りとか小雨の時は、「小鳥類(おもにスズメ)」が多く、ネズミはまれでした。「天気と餌」は関係があるのか、たまたまだったのかと・・・、新たな疑問に「観察意欲」が倍増してきました。

猛禽類のミサゴは、「水面の光の乱反射をおさえる目」があるらしいと言うことは、広く知れわたってますが、チョウゲンボウにも「晴天時にネズミ類を見分ける能力」があるような、そんな気がしてきました。

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▲ 2011年5月17日 「チョウゲンボウ♂」です。

雄は、小鳥とかネズミ類を巣内に運び入れるのですが、給餌することはなく、すべて雌が「餌の管理」をしてました。餌の運び入れの間隔が短ければ、雌は、雄から餌を直ぐ横取りして、別な場所(貯食行動)に隠しに行きます。

雌の給餌行動は、やく1時間に1回なのですが、餌が捕れない時は、「巣内の産座からネズミ類を取りだす」か、でなければ「貯食の隠し場所」から餌を運び入れてました。雛は孵化して3週目なのですが、5月17日に、1番子が初めて、ネズミ類を一人で食べましたね~。(親が巣から離れた時)2番子はチャレンジしたが食べれず、3番子、4番子は、「最初から諦めて、行動も起こさなかった」です。1番子が食べている時は、2、3、4番子は巣の隅で、じっと待ってました。本能的に、親がいない時には、「兄弟の秩序」をまもらなければ、「兄弟殺し」の憂き目にあうのでしょうか。

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▲ 2011年5月17日 「チョウゲンボウ♀」です。

育雛(いくすう)中ですが、雌も巣をひんぱんに離れて(長い時は45分も離れる)餌を捕るようになりました。ただ、給餌があるので、1時間に1回は戻ってきます。

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▲ 2011年5月17日 「チョウゲンボウ♀」です。

孵化2週目までは、あまり鳴くことはなかった雌ですが(交尾を催促する時だけ鳴いて、雄を誘ってました)、孵化3週目になったら、ひんぱんに鳴くようになりました。巣内でも鳴くのですが、雛も親にあわせて鳴くまねをしても、声はでませんでした。それと・・・、小鳥類は、別な場所で羽をむしってましたが、5月17日に、初めて巣内で「小鳥の羽」をむしりました。雛4羽は、だまってその様子を見てました。以前は「われ先に口を大きく開けて」餌をせがむ行動でした。

「ブラインド設置」のお陰で、「知らなかったチョウゲンボウの生態」を、べっこだけ見ることができるようになり、地主さんには感謝、感謝」です。

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