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今日の盛岡のササゴイ

普通種のササゴイの事なので、ほとんどの人は興味なしだと思うのですが・・・。繁殖記録のデータを残す為に、今日も5分間だけブラインド使用で撮影させていだだきました。なぜ私がここまでやるかと言えば「文献」や「図鑑」に書いてあることが真実かどうかを自分の目で確かめたとい欲求ですか。「自分の目で観察したことが真実」と思うコアなBWにはよくありがちな行動と理解してくださいませ。

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▲ 2012年5月27日 ササゴイ 3羽の雛と水色の1卵

簡単な生データ

4月28日 ペアのササゴイを確認(直感的に繁殖するに違いないと思いました)

5月 2日 2卵の卵を双眼鏡で確認

5月 5日 4卵の卵を双眼鏡で確認

5月26日 2羽の雛と2卵を確認

5月27日 26日と同じ状態(5分間の観察)

5月28日 3羽の雛と1卵を確認

「隠れ猛禽屋さん」かも・・・。

バードウォチングの世界には、「猛禽屋さん」とか「カワセミ系」や「シギチ屋さん」、はたまた「フクロウ専門」、「(赤)ショウビン専門」、「(海水吸引の)アオバト専門」、「カモメ専門」などなど、いろんなジャンルわけをしてます。私は「シギチ屋さん」を自認してますが、、、実は「猛禽類に直ぐ目が行く」ので、好きには好きですが、、、「隠れ猛禽屋さん」かも知れません。

何を隠そう、バードウォチングに足を踏み入れたのは、宮崎学氏の「鷲と鷹」(平凡社)の写真集を購入したのが始まりです。そしてスズメとツバメしかわからない私が「野鳥の会」に入会したのは、「イヌワシを探鳥会で見せてもらえる」との超初心者の大いなる勘違いがスタートです。考えが甘いと笑われるかも知れませんが、それほどの「超初心者」だったと言うことですね。

最初の探鳥会で、「イヌワシ」や「猛禽類の巣」は自分の力で見つけるほかないと言うことは直ぐ覚りました。誰に聞いても、超初心者の事は相手にもしてくれないし、それ以来、「猛禽類の営巣場所は人に聞かない、教えない」を肝に銘じて今日に至っているわけですが、、、。1年以内には「イヌワシ」「クマタカ」「オオタカ」「サシバ」「ノスリ」「ミサゴ」「ハヤブサ」「チョウゲンボウ」の営巣場所は自分の力でみつけ、2年以内には「ハチクマとツミをのぞく岩手県内で見れる猛禽類は全部見る事ができました。(ツミは関東に出かけてみました)

前書きが長くなりましたが、そう言うことで、今日も自宅近くで60キロの走行中に「チゴハヤブサ」をみつけ、車を止め「600ミリの手持ち撮影(ISO800にしての高速シャッター)」をしてみました。「チゴハヤブサ」はホバリングはしないし、早いし、橋の上にハザードをつけての路上駐車なので、三脚がつかえなかった事も要因ですが、30分のハンティングに付き合って、撮影できたのはほんの数枚です。600ミリの手持ち撮影は、飛島(山形県酒田市)でのマダラチュウヒ以来ですね~。

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▲ 2012年5月27日 「チゴハヤブサ」です。 雫石町

高い杉の木の上に営巣していると言うか、とても巣が見える状況ではないし・・・。広葉樹ならまだしも「杉の木」は、よほど近い距離での撮影でなければ、あまり「撮影意欲」がわかないですよね~。ほとんどの猛禽類は、人を寄せ付けない「崖」とか「高い松や杉」などなどです。それと~、ブラインドなしでは「100M以内」ではまず無理です。100M以内での撮影をしようとする事が「馬鹿げた行動」なのですが。(夜明け前にブラインドに入り、夜るに退出する行為)

そう言うことで、「猛禽屋さん」は、バードウォチングの世界では「超大変」な事を知ってるので、いまだに「猛禽屋さん」にはなれない「隠れ(似非)猛禽屋さん」ですか~。

ササゴイが孵化しました。

5月2日に「ササゴイの抱卵(卵2個)」を確認し、5日に見た時は「卵4個」でした。そんなこんなで、孵化するのを今か今かと待ってました。が・・・、今日、双眼鏡で確認したら「2羽が孵化し2個の卵」を確認することができました。

「巣と卵図鑑(世界文化社)/黒田長久 監修・柿沢亮三、小海途銀次郎 著」によると、抱卵日数は21~25日、孵化は20日とあるので、巣立ちは6月15日前後でしょうか。ここ1週間を無事すごしてくれる事(カラス対策等)を祈るばかりです。この巣の近くに(100M以内)ハシボソガラスの巣が3巣あります。その内、1巣は、昨日巣立ちしました。

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▲ 2012年5月26日 ササゴイの雛と卵です。撮影は40M離れて「簡易ブラインド」を設営して撮影しました。どうしてもブラインド設置の時に、抱卵中の親が、一時(5分間ほど)巣を離れてしまうんですよね。最初は双眼鏡で見ただけでも、抱卵を止めてましたが、今は望遠レンズで撮影してても、巣を離れることはありません。

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▲ 2012年5月26日 ササゴイです。 3時間以上抱卵できなければ、失敗するらしいですが、いつも3~5分で必ず巣にもどってくれます。ブラインド効果と思っているのだけれど・・・。最初の時から、何度か双眼鏡で時間を計ってましたが、必ず「5分以内に戻る」ことが確認できたので、「観察&撮影」を続行する事にしました。 

 

夏タカのご到着は・・・、いつも♂が先陣ですね。

夏タカではないが、3月上旬に繁殖の為に飛来する「チョウゲンボウ」も、4月上旬に飛来する「サシバ」も、そして5月下旬に飛来する「ハチクマ」も、なぜか♂が先に到着し、5~7日の遅れで♀が来ます。(私が観察している営巣地だけの事かも知れませんが・・・、観察例が少ないので大きい声では言えません)

例年5月25日前後に「ハチクマの初認を記録」(2010年は5月18日で、1週間早かった)しているので、今年も例年通りの観察になりました。なんか一安心と言うか、「毎年同じ事の繰り返し」の野鳥観察になりますね~。

ただ、今年は「ササゴイのコロニー(小集団繁殖地)」を見てしまったので、体がいくつあってもたりません。予定では今週中には孵化するでしょう。(3週間遅れで抱卵した別個体もあるので、ササゴイも長いお付き合いになるのかな。時間差を置いての繁殖がササゴイの特徴でもあるみたいですね。文献に書いてありました)

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▲ 2012年5月24日 「ハチクマ♂」です。 撮影場所は繁殖地なので非公開にさせていただきます。

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▲ 「羽ずくろい」してくれると言うことは・・・、望遠レンズで撮影しているのですが、「警戒心」を解いてくれたと言うことです。当然ブラインドに入っての撮影ですが、猛禽類の中でも1、2を争う「警戒心」が強いですよね~。(個人的な感覚ですが)

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▲ ハチクマの♂の頭部は特徴があるので(個人的にはコンドルみたいと言ってます)、何度見ても飽きがきません。観察&撮影意欲がわいてきますね。

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▲ 飛び出しです。急に飛び出すもんで、「空振り」するとこでした。なんとかシャッターを切る(押す)ことができましたね~。

生態写真(ノスリ)

トビは横に置いていて、猛禽類で一番目にする機会があるのが「ノスリ」です。BWをしている人なら誰も依存がないでしょう。車で走行中でも、電柱や電線に止まって(パーチ)いるノスリは、トビよりも観察頻度は上なんではないでしょうか。

ノスリは電線から地上に着地して、野ネズミなんかをよく捕まえます。だいたいいつも同じ場所でハンティングするので、狩りの写真を撮ろうと思えば(車で2時間ほど待てれば)誰でも簡単に撮影できるんですよね~。

そんな中、道路上に「蛇(シロマダラ)」をみつけ、タイヤで踏むのもいやで、車を停車し、蛇が横断するのを待ってました。ら・・・少し離れた電線にパーチしているノスリが草むらを動く音をキャチしたのか、地上に降りてきました。

それが・・・、蛇(シロマダラ)が鼠花火のように、急にクルクルととぐろを巻き、1Mほどジャンプしました。その繰り返し(全部で4回)に、最初は肉眼で見てましたが、我に返り、なんとか撮影することができました。ノスリは「とぐろを巻きながら攻撃を繰り返す蛇」に手をやき、飛び去っていきました。(これがサシバなら、一発で捕まえてしまいます)

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▲ 野ネズミと思ったのか、電線から地上に降りてきました。

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▲ 蛇(シロマダラ)がとぐろを巻いてます。

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▲ ジャンプしてノスリを攻撃(野鳥で言うところのモビングでしょうか)しました。

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▲ 蛇(シロマダラ)の攻撃に、諦めて飛び去りました。 

生態写真(ノスリの交尾)

ノスリは「鷹狩に使えない鷹」と言うことで、昔から「馬糞(まぐそ)鷹」の蔑称で呼ばれ、今でも何処に出かけても見ることが出来るので、ありがたみのないタカと言うことで「ちぇ!ノスリかよ~」と・・・、よほどのことが無い限り「撮影もされない猛禽類」なんですよね~。

毎年春になると、営巣地近くでは繁殖の為に交尾を目にする機会が増えますが・・・(私が見たノスリの巣は雫石町で4ヶ所ですが、いずれも巣から100M以内で交尾してました)撮影するかどうか、迷いに迷って、1回目の交尾はパスしたのですが・・・、2回目はすっきりした場所での交尾だったので、しぶしぶ撮影してみました。

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▲ ♀の尾羽に注目です。交尾の主導権は♀にあります。尾羽を垂直に上に上げない限り、♂がいくら背中にのっても成功できるとは限りません。

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▲ まだ、尾羽は下です。

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▲ ♀がOKサインをだして、尾羽を垂直に上げはじめました。

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▲ ♀が声を出しました。交尾は成功したようです。

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▲ 交尾の最後に♀は目を閉じる言うか、しゅん膜を張りました。

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▲ 交尾の時間は3~5秒ほどでしょうか。巣は高さ10Mほどの太い赤松の木の上段のほどにかけてました。場所は農地(私有地の牧草地奥の林の中)だったので、撮影は遠慮しました。近所の人が集まり、「ノズリの巣があるとの情報の拡散を懸念」したからです。直ぐ近くに「サシバの営巣木」と「オオタカの営巣木」があったことと、山ひとつ越えれば「ミサゴの営巣」「ハチクマの営巣」と、その奥では頻繁に「クマタカを目撃」していたので、「猛禽の郷」を駄目にしたくないとの思いが、頭の隅にあったのでしょう。

生態写真(ササゴイ)

ブログに「営巣の写真」を貼り付けてけしからん!との声を出す人もいるかもしれませんが・・・、ひとつの、いわゆる「問題提起」と言うことでしょうか。自分の行動がすべて正しいと思っていないので、コメント覧に書き込みして下さい。ハンドルネームでもかまいませんが、実名でのご意見の方が、より説得力あると思います。(私はHP開設当初から実名で通してます。今はやりのフェスブックとやらより先で~す。)

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▲ 2012年5月2日 「ササゴイ」 盛岡市

この2枚は同じ場所から、ブラインドに入って30Mの距離で撮影しました。何をいいたいかと言うと、「上の写真はOKで、下の写真は営巣写真だからけしからん」といきりたつ人の為に、説明します。実際の野鳥の巣と言うのは、下の写真のように、「何がなんだかわからない」のが実情で、BWでも「ササゴイが声ひとつ出さなければ」通り過ぎてしまうでしょう。自然ものの映像とかで、繁殖行動を撮影が流れていますが、どれもこれも綺麗に個体がわかると言うことは、「邪魔なブッシュや枝を刈り払いして」の撮影と言うことなんですね。そういう行為が悪いのであって、すべて同じく捉えられてしまうと、「生態写真家」は死滅してしまいます。写真コンテスト狙いの「野鳥写真家」ばかりでは(野鳥を被写体としてしかとらえていない)思いやられます。

上の写真の「何処が生態写真」なんや」と言う人の為に・・・。わかる人にはわかると思うのだけれど、ササゴイの嘴が開いているところがミソで、声を出しているということです。けっして「警戒の声」ではありません。(サギの仲間は警戒しているなら、直ぐ遠くに飛んでいってしまいます。)抱卵交代の合図でした。

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ササゴイは、お化けのQ(キュー)と鳴くんですよね。独特の声なので、遠くからでもわかります。この前は「キュー!」と鳴いたので、その方向を見たら、10Mの高さにある巣のなかで「交尾」していました。(ほんの一瞬でした)その巣は新緑の若葉に隠れて、外からはわかりません。糞公害覚悟で木の真下に行けば「ササゴイのけつ」が見えかくれしてました。

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上の写真と同じ巣ですが、対面(180度反対側)廻れば、枝が邪魔には邪魔ですが、「ササゴイ」となんとかわかります。反対側にもブラインド設置(距離30M)しての撮影です。私は普段のBWでは普通の作業服ですが、ブラインドに入って撮影する時は、上下迷彩服で、警戒されないよう年には年を入れてます。

猛禽類の営巣撮影と違って、「夜明け前に入り、夜にブラインドから出る」と言うことはしません。サギの繁殖行動は撮影でなくても(観察でも)、ブラインドに入らなければ、まず無理ですね。警戒心が強いで~す。

そうそう、この付近では、間違いなく3ペアはいます。一度に6羽のササゴイを見ましたもん。2ペアは「抱卵中」なので、残りの1ペアが・・・。来年のお楽しみにしておきます。(たぶん、地上に営巣していると思うので、完全な巣立ち後に、確かめに行きます。今年は無理しません。2年でも3年でも時間を使うのが私のスタイルです。

 

生態写真に目覚める

今日は、三陸海岸に「鉄道と亀が森の1本桜」の予定でしたが、家を出たとたん、「進むべき道は野鳥の生態写真だ!」と声が聞こえてきたような聞こえないような・・・。車には「ブラインド一式を常備」しているので、急遽行き先を変更し、「ササゴイの生態写真」を撮ることにしました。

一般人や野鳥写真家から見れば、「何が写ってるかわからないゴミ写真」でしょうが、ササゴイの生態を観察しようと思ってる私にすれば「宝石のような写真」です。今日もブラインドに入り、しっかり観察させてもらいました。

私の進むべき道は「野鳥写真」ではなく、野鳥の「生態写真」と言うことに、今日気がつきました。「ササゴイ」は普通に観察する事ができますが、岩手県内で「繁殖の記録の報告」はないような気がします。と言うことで、ライファーを増やすことに喜びを感じる前に、たとえスズメでも「繁殖の記録」を残す事と「野鳥の生態写真(巣の状態、飛翔、捕食、交尾などなどと)を頑張っていきます。

写真を撮って終りではなく、きっちりノートには「観察記録」を残す事(写真は1割、観察9割)にします。私の隠れた特技に「野鳥の巣探し」がありました。BWを始めた超初心者の頃ですが、岩手県内で繁殖しているワシタカ類は、ハチクマをのぞいて、2年以内に全部観察することができました。途中で「営巣放棄」されたことは一度もありません。              

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ブラインドの設置距離は30Mです。自然のブッシュの中に迷彩シートを張りました。座っていれば、ササゴイを見ることはできませんが(相手のササゴイも私の姿は見えなくなります)立てば2M弱のすき間からササゴイを見ることができました。

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抱卵交代の時は、「Q!(キュー!)」と一声や「ぐぐっ!」と低い声の時もありました。3時間はだまって抱卵 するのですが、ときおり嘴で卵を動かす行動も見られましたね~。

盛岡のササゴイ、その後の観察記録

生まれて初めて「水鳥(ササゴイ)の為のブラインド」を設置して観察しました。が「抱卵中」と言うこともあり、「30秒以内の撮影」で、あとは30分に一度「30秒以内の双眼鏡での観察」に専念しました。午後からは落ち着いて「抱卵」してくれましたが、最初は双眼鏡で見ただけで、巣を離れる事はないが、近くの高い枝にパーチ(止まり)し、あたりを伺いながらまた戻ると言う行動でした。午後からは「抱卵交代」したためか、案外警戒心は薄かったですね。

私が普通種のササゴイを追いかけているのが不思議がる人もいるかもしれませが、「興味をもつと何処までも・・・」と言う性格なもんで・・・。「鉄道写真」はしばらく休養で~す。ほんと飽きっぽい性格と言うか、本業の「野鳥の生態観察」(野鳥写真ではありませんよ~)に戻りました。

4月下旬にサゴイの2羽(ペア)を見てたが、近くに用水路があるので、「餌さ捕り」とばかり思っていました。5月2日に偶然に風が吹き、最初は「農業資材の水色テープ」と思ったのですが・・・、ササゴイが飛び出しので、「まてよ~、サギの仲間の卵は水色のはず」との判断で、注意深く観察したら、「卵形」に見えたので「ササゴイの卵」と確信しました。

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▲ トリミング加工してます、水色に見えるのは「農業資材のゴミ」でしょうね。けっして「ササゴイの卵」とはおもわないで下さいませ。(笑)

それと~、もしかして「地上にササゴイが営巣」しているかも・・・。今は、「営巣放棄」されるので調べに行けませんが、巣立ちが確認できたら、「営巣の痕跡」調べをしたいですね。だいたい2Mの高さで抱卵していると言うのもびっくりですが、地上にササゴイが営巣していたら、たぶん「日本初記録の繁殖行動」でしょう。その時は、BWの務めとして、額にねじりはちまきで、「論文」は無理でも「短報か観察レポート」を書きますね。

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▲ どちらも「カラスの古巣」ですが、今日現在、ササゴイが入るのを双眼鏡で確認しました。高さは10M位ですか。このような巣が「サギの仲間の繁殖の常識」ですよね。

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▲ 注意を自分に向けるために、見やすい枝にパーチ(止まり)しました。そう言う時は双眼鏡で見てあげると、安心するみたいですね。逃げようとしません。

 

プレイバック 飛島の野鳥(コウライウグイス)

飛島に探鳥に出かけてるようになって、「一度は見てみたい」と思っていたのが「コウライウグイス」です。1990代後半は、連休に出かけて、コウライウグイス見たさに、2週間後に出かけたりと努力はしましたが(5月中旬過ぎの飛島は鳥相ががらっと変わり、サンコウチョウとかムギマキ、アオバトなんかを沢山見ました。)見ることができませんでした。

やっぱコウライは舳倉島に出かけなきゃ無理か~と諦めていたのが、2007年(前年にも出たのですが見ることはできませんでした)に、運良く「二の畑」で見ることができました。「ミャ~ミャ~♪」はいないかと探しまわった頃がとても懐かしく思いだしました。

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▲ 2007年5月5日 「コウライウグイス」です。 飛島(山形県酒田市)

和名が「コウライウグイス」ですが、なんか違和感を感じますね~。鳴き声からとって「ミャー」とか、学名は「黄金のシナ(中国)」とかの意味があるらしいので、「コンジキチョウ(金色鳥)」とかの方がいいのではと・・・。

実際野外で見ると、原色の黄色でどぎつい感がありました。同じ黄色なら「アオバトの黄色」の方が品がありますね。

プレイバック 飛島の野鳥(シロハラホオジロ)

BWの格言に「疑わしくは普通種」とか「腹の白いホオジロは要注意」があります。5月連休に出かけるほとんどのBWは、「スズメ目の仲間を沢山見る!」ことが目的だと・・・。と言うことで、腹の白いホオジロ類の「カシラダカ」は横に置いていて、後は、シラガ、キマユ、コホオアカ、ツメナガ、ユキホオジロ、サバンナシトドと来て、名前通りの「シロハラホオジロ」と言うことになります。個人的には、キマユホオジロとコホオアカは、盛岡近郊なら「大騒ぎの珍鳥(岩手県では観察記録なし)」ですが、飛島では毎年のように観察できるので、飛島では普通種扱いかな?

ホオジロのことを書いたので、ついでの話ですが、私の在所の「古老のマタギ」は、ホオジロの仲間は、みんな「シトド」といいます。言ってみれば、「あれはスズメ、これはシトド」と。あとは小型猛禽は「みんなハヤブサ」になってしまい、中型以上は「タカ」でした。

そう言えば、飛島で「ミヤマシシトド」をちらっと見た(当然ライファーには入れてません)のが・・・、何年たっても悔しいですね。ブレブレでも写真の収めたかったな~。(双眼鏡で見てから撮影なので、こう言う悔しい話はよくありますね~。)

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▲ 2006年5月3日 「シロハラホオジロ♂」です。 飛島(山形県酒田市)

通称「一の畑」で撮影しました。事前に「一の畑のシロハラホオジロが出てます」との情報があったので、なんなく撮影できました。このクラスだと、誰か彼かは三脚を構えて「出て来るのを待ってる」ので、大体の場所は簡単にわかります。飛島では、「カメラマンが大勢いる場所」に行けば「何が可視化の珍鳥が出ている事」が多いですね。

プレイバック 飛島の野鳥(マミジロキビタキ)

飛島で、「黄色い鳥を見ましたか?」と言うと「ミミジロキビタキ」か「コウライウグイス」の事を言うのですが、1996年5月の連休の飛島で、三の畑で私が運のいいことに最初に見る事ができた。ただ、この年は、5日は風が強く、フェリーが欠航したので、6日の仕事のやりくりが大変でしたね~。この年以降、休日の1日前には帰ることにしました。

「マイジロキビタキ」は「ただキビタキ」より淡いと言うか「レモン色」でした。個人的には、レモン色のマミジロキビタキの方が好きですね。

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▲ 1996年5月5日 「マミジロキビタキ♂」です。 飛島(山形県酒田市)

当時は携帯電話がなかったので、旅館にいると苦情の電話が来るので、5月6日は「開き直って」探鳥をしてましたね~。船が来ないということはBWの数も少なく、ゆっくり落ち着いて撮影することができました。

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▲ 2009年5月4日 「マミジロキビタキ♂」です。 飛島(山形県坂田市)

マミジロキビタキはけっこう出ていて、個人的な観察は1996年、2005年、2009年と飛島で3回見てました。見る回数が増える事に、ありがたみが無くなると言うか、飛島では「普通種マミジロキビタキ」になるかも??? 

プレイバック 飛島の野鳥(アカガシラサギ)

私の「飛島デビュウ」は1992年5月の連休でした。200種は越えていたが、飛島に来て、10種を増やすことが出来たので、すっかり舞え上がってましまいました。中でも「アカガシラサギ」には興奮してしまいましたね~。観察の距離間もありますが、思ったより小さく感じました。(観察距離は30Mでした)

他のライファーは「ミゾゴイ」「ヒメコウテンシ」「ノゴマ」「マミチャジナイ」「アマサギ」「ムギマキ」「ヤツガシラ」「コシアカツバメ」「トウゾクカモメ」でした。

そんなに遠くに出かけないので、年に2、3種増えれば「良し!」としていたので、飛島に4日間の滞在で10種も増えたで、「BWにとっては夢の島」です。

それと、、、「石を投げればキビタキ、オオルリに当たる」と言うほどの数が飛来してて、10M前後の距離間で普通に観察できるのも「飛島の魅力」ですね。この年は「アオジ」が多くて、「何処に行ってもアオジだらけ」でした。

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▲ 1992年5月4日 「アカガシラサギ」 飛島(山形県酒田市)

当時は今と違って、携帯電話もないので、「飛島に来ているBWはみんな仲間」と言う意識で、道ですれ違うと立ち止まって、「情報交換」をしながらの鳥見が当たり前の時代でしたね~。島内に出た「珍鳥」は9割は見ることができました。(野鳥は翼があるので、どうしても見ることが出来ないこともあります)

網場(バンディング)も、「一の畑」と「一から二の畑の道路」に2ヶ所あり、ライファーには加えませんが、網にかかった「コルリ」「ルリビタキ」を至近距離で見ることもできましたね~。

プレイバック 飛島の野鳥(ヤマザキヒタキ)

2006年の飛島は、運のいい事に、ヘリポートから学校跡グラウンドに向かって歩いていたら、盛岡組のGEさんが「ヤマザキ!ヤマザキ!」と・・・。ヤマザキヒタキが出た畑には数人の若いBWが右往左往していたが、反対側に飛ばれてしまったらしく、畑から道路に出て来た。私はすかさず、畑の入り口に600ミリの大砲を構えて、「追いかけ回すBWが誰一人畑には入れないぞ!」とのオーラを背中からメラメラと出してました。直ぐさま携帯でヤマザキヒタキ出ました。フィールドはきっちり管理してます。と情報発信し、後は「ヤマザキヒタキが戻って来るのを待つだけ」の状態にしてました。予想通り「ヤマザキヒタキ」は畑にもどり、道路からの撮影になりましたが、「過去10例以下しか観察されていないド珍鳥」を撮ることができました。

飛島で「ド珍鳥」が出ても、島内のBWが全員見れる事はないのですが、2006年の「ヤマザキヒタキ♂」は見ようと思ったBWは全員見れたじゃないですかね~。600ミリの大砲でのフィールド管理の成果です。たいした野鳥の知識もないが「盛岡組は態度がデカイ」と飛島では言われているかも・・・。

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▲ 2006年5月4日 「ヤマザキヒタキ♂」 飛島(山形県酒田市)

2004年の「ハシグロヒタキ」、2005年の「セグロサバクヒタキ」と来て、2006年は「ヤマザキヒタキ」ですから、個人的には「ヒタキ3連勝」と言う気分になりました。飛島に十数年も通いつめましたが「スーパー珍鳥が3年連続で出る」と言うことはなかったので、「飛島も舳倉島に並んだ」と言う感じですかね~。

プレイバック 飛島の野鳥(セグロサバクヒタキ)

「珍鳥情報は突然やって来る」のは飛島でも同じことで、携帯の呼び出し音に、急いで見たら、私のHPを立ち上げてくた(PCのお師匠さん)のIさんだった。毎年のように飛島での再会が楽しみで、その為に「連休の飛島渡島」をしています。

Iさん 「ヨツヤさん、今何処にいますか?」「荒崎にセグロサバクが出たそうです」

ヨツヤ 「ありがとう」「Iさんは何処にいますか?」「荒崎って携帯通じないんですよね」

Iさん 「今、フェリーの上です。1便で帰るところですよ~」

ヨツヤ 「え!、そうなんですか」「救命ボートで引き返えしてもいいくらいのド珍鳥ですね」「荒崎だと携帯通じないから、まら来年あいましょうね」

こんなやり取りがありました。

私は「撮影機材が重い」もんんで、よほどの事がない限り、荒崎の海岸までは降りないんです。手前の展望ベンチで、BWの動きを見て、(珍鳥が出ていれば直ぐわかります)いる横着もんです。(1990年代は毎日3周は飛島を歩いてましたが、2000年代以降は、1週するのがやっとの「ものぐさ君」になりました)

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▲ 2005年5月5日 「セグロサバクヒタキ♂夏羽」 飛島(山形県酒田市)

日本では10例以下の、それも対馬とか舳倉島での記録なので、まずモンゴルとかロシアのカスピ海に行かなければ見ることはできません。そう言う意味では、飛行機&滞在経費を考えれば「50万円の価値」でしょうか。

なんて言っても♂の夏羽ですから、麻雀で言うところの「満貫に裏ドラがついてトリプル満貫」であがった感じ。ゴルフでは「ホールインワンを通りこしてアルバトロスをやった」感じ。麻雀もゴルフもしない人の為に・・・、競馬で万しゅう(万馬券)を当てた」と言う感じかな。いやいや、もっともわかりやすく言えば「宝くじの1億円を当てた」と言う感じで~す。

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▲ 2005年5月5日 「セグロサバクヒタキ♂夏羽」 飛島(山形県酒田市)

識別派の私としては、どうしても押さえておかなければならない、「尾羽根がわかる画像」をパチリと1枚撮りました。野鳥を被写体としか考えない「野鳥カメラマン」ではありません。名前のわからない野鳥は「シャッターを切らない事」にしてま~す。

プレイバック 飛島の野鳥(ハシグロヒタキ)

5月の連休に飛島に渡るバードウッチャーの目的は、8割はライファーの鳥を増やしたいとの思いからだと(綺麗どころのキビタキ、オオルリ目当ての人もいるかも知れませんが・・・)思います。そんな中、2004年の飛島は、運良く「ハシグロヒタキ」を見ることができました。

朝寝坊タイプなので、午前6時頃から活動するのですが、(飛島では夜明けとともに、午前4時30分頃から鳥見をするのが普通のBWです)そんなわけで、旅館周辺の一、二の畑までしか朝食前には行きません。同じ旅館に泊まっていた、宮城県の鳥友のKさんから、飛島小、中学校の校庭に、「サバクヒタキが出ているとの情報がありました」との事。

「サバクヒタキ」と言うことで、(1991年1月に仙台市太白区で見てました)、そんなにあわてなくてもいいかと、ゆっくり旅館を出て、午前10時頃に飛島小学校に着いたら、それらしい小型ツグミの仲間が1羽いました。鳥屋さんは、私のほかは年配のご夫婦のBW1組だけでした。 

話を聞くと、さっきまで大勢のBWがいて「サバクヒタキ」、「イナバヒタキ」と名前がころころ変わって、結局「サバクヒタキ」になったみたいです。

双眼鏡で見てみると、「サバクヒタキと言われてみればそう見えなくもないが、前に見たのと、雰囲気が違うんだよね。サバクヒタキはもっとバフ色だったよな~」と思案していた所に、ちょうど飛島で超有名人のK原さんの姿が見えたので、恥を忍んで、「サバクヒタキと違う雰囲気だけど、、、なんでしょう?」とたずねました。

あっさり「ハシグロヒタキの若タイプですね」との事。

ここでずうずうしくも、「即席の識別講座」を開いてもらい、図鑑には書いてないより詳しいポイントを教わりました。尾羽の黒い部分(ウミネコで言うところのテールの黒い帯)が「サバクヒタキはい太い。と言うことは白い部分が1/2以下」。ハシグロは尾羽の黒い部分が細い。と言うことは白い部分が2/3以上と。尾羽に注意して観察すれば、間違うことはないとの、ありがたいお話でした。

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▲ 2004年5月1日 「ハシグロヒタキ」です。 飛島(山形県酒田市)

K原さん(通称バーダー誌でおなじみにキリちゃん)、しっかり識別ポイントを教えてもらったので、そこを意識して、1時間近くねばって撮影できました。腰と言うか尾羽の白色部分が2/3以上あることがわかりますよね。

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▲ 2004年5月1日 「ハシグロヒタキ」です。 飛島(山形県酒田市)

最初、学校の敷地内だったので、なんともま~、コンクリートで今一、撮影気分が乗りませんでしたが・・・・、超ド珍鳥なので、飛島でも10年に1回、国内なら一生撮影できない代物と思い、なりふりかまわず「パチリと1枚」で~す。

プレイバック 飛島の野鳥(マダラチュウヒ)

昨日、今日と「雨」で連休後半なのに何処にも出かけられないでいます。昨日も書いたが、当分間は飛島探鳥はお預けですが、「行けないと言うことは嬉しい事」なので不満はありません。普段の鳥見は「携帯電話の通じる所」と言う制約がありますが、よほど山奥に行かない限りは大丈夫なので(イヌワシ、クマタカ、ハチクマ、アオバトは駄目ですが)困ることはないです。「野鳥写真」は600ミリが重いので、「車内撮影」以外は持ち出す事もなくなった事が、変わったところでしょうか。我慢しても、車から100M以内なら・・・、なんとか頑張りま~す。(シギチやコクガンの撮影はOKですね)

飛島の猛禽類で、一番印象にあるのが「マダラチュウヒ♂」の観察です。時間にして、10秒と言う短時間でしたが、ファインダーに入れてなんとか撮影できました。三脚を持ち上げての手持ち撮影ですからブレブレですが、奇跡的にワンカットだけ撮れてましたね~。(当時は若かったので腕力はありました。)

■ ブレブレの写真なので、貼り付けるかどうか迷いましたが、恥ずかしながら「記録写真」としてUP!します。そう言えば、この写真があったので、このマダラチュウヒが「山形県初記録」になった「おまけ付き」です。私のHP上では、初公開の画像になります。笑って見てやってくださいませ。

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▲ 1997年5月5日 「マダラチュウヒ♂」です。 飛島(山形県酒田市)

飛島のBWで言うところの通称「二の畑」で撮影しました。昼近くだったと記憶してますが、「二の畑」周辺には2、3人のBWしかおらず、「盛岡組3人衆」でも見たのは私だけでした。当時、「昼ごはんは旅館に帰って食べる」のが普通で、昼時間近くになると、島の中央部はガラガラになりました。「盛岡組3人衆」は旅館の女将さんに無理言って、最初の年から、「弁当」を作ってもらい、朝旅館を出たら、夕方まで帰ってこないと言うスタイルでした。女将さん曰く「鳥屋さんは、雨が降ろうが、船さえ動けば必ず島に渡ってくるのでありがたい。(釣りの家族連れはドタキャンするらしい)それに、弁当持たせて出してやれば、昼食の準備しなくていいので助かる」と。今は弁当持っての鳥見が主流なので、「盛岡組3人衆」が先鞭をつけたと言うことで~す。

この年に、学校跡のグラウンドで弁当を食べてたら(盛岡組3人衆は、バラバラに活動し、昼にグラウンドで弁当を食べながらの情報交換と決めてました)、島の駐在さんが来て「最近鳥屋さんが沢山来るようになったので、野鳥観察小屋を作って上げたい。いい場所があったら推薦してください」との事でした。私は、「せっかくのお金(税金)を使うなら、観察小屋でなく、このブランドに簡易トイレを作ってください。その方が、鳥屋も、島の農家の人も喜ぶと思います。飛島に来る鳥屋は、小屋に入って見る人はいないと思います」と熱く意見を述べました。

この「マダラチュウヒ♂」は、北から南に向けての飛翔でした。繁殖地は北なのに、迷って引き返す(大陸方向に)ところなんでしょうか。野鳥の渡りはわからない事だらけですね。

そう言えば、「山階鳥研ニュース」に、サギ類が、繁殖の為に東南アジアに行くべき所、いったん北に飛び、そこから南に渡る行動をすると言うような事が書いてありました。

http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/news/201003_sagi.html

プレイバック 飛島の野鳥(チャキンチョウ)

5月の連休は、毎年飛島探鳥(山形県酒田市)と決めていたが、諸般の事情により、当分は「飛島探鳥」は出来ないと思います。(個人的に飛島に行けないと言うことは幸せであり、行けるようになると言うことは辛いと言うことです)

20年弱、毎年飛島に通いましたが、一番印象に残ってる野鳥は「チャキンチョウ」です。5月3日の午後に現れ、島中に情報が拡散されました。が・・・私の聞いた時、最初は「シマノジコ」でした。(シマノジコと言うことだったので、明日でいいやとゆっくりしてました)夕方旅館に着いたら「ズグロチャキンチョウ」になってましたね~。私が撮影できた4日の早朝は「ズグロ」の名前が取れて、日本初記録の「チャキンチョウ」になってました。

関東の早々たるバーダーの方々は「ズグロチャキンチィウ」と同定したのを、私が尊敬してやまない秋田のSさんが、「腰が黄色いからズグロではない、チャキンチョウです」と同定したのでした。

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▲ 1995年5月4日 飛島(山形県酒田市)

まったく人を恐れることなく、「人間を見たことがない」感じでしたね~。600ミリの焦点距離は5M以上なので、バックしながらの撮影になりました。出た場所がフェリー埠頭の広場だったので、旅館に近く、朝一番で撮影することができました。その後、バンダーが「足輪(リング)を付けたい」との思いで網で捕獲を試みましたが、失敗し、「警戒心」が出て、15Mほどになりました。が、撮影にはちょうどいい「撮影距離」になりましたね~。

透通るような薄水色の卵が・・・。

「鉄撮り」ばかりに傾斜しているのですが、野鳥の神様からの怒りと言うか、はたまたプレゼントと言うか、「ササゴイの巣」を教えていただきました。何年も前から、「なんでこんな雑木林でササゴイが見れるの?」と不思議に思ってた場所で、今日もササゴイとの出会いに、双眼鏡で観察していたら、急に風が強くなり、「あ!水色の卵だ!」となりました。

最近は初心に戻って、大砲(600ミリ)は持ち歩かないで「一に観察、二に観察、三、四がなくて、五に観察」を徹底しています。写真は「記録写真程度」に400ミリの手持ちですが、特段困ることはありません。自分でもこんな一面があったのかと、真面目に「野鳥の生態観察中心」に取り組んでま~す。普通種でも「生態観察」に目をむければ、「鳥見」が楽しくて、楽しくてしょうがないですね。最初のスタートが「観察中心」だったので、違和感はないです。

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▲ 2012年5月2日 「ササゴイ」です。 営巣場所なので、撮影地は伏せていただきます。

この写真は巣から1M上のブッシュで「警戒しているササゴイ」です。大砲(600ミリ)を持ち合わせてないので、とても身軽なので、上下迷彩の服装で、ブッシュの中から、観察撮影しました。巣は地上2M弱の高さに、「卵がすけて見えるような貧弱な巣」でした。

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▲ 2004年5月撮影 岩手県矢巾町(矢巾水田)

シギチ撮影の合間に、ササゴイを「パチリと1枚」撮影しました。

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▲ 2004年5月撮影 秋田県男鹿市(船越水道)

塩口水田に行く途中に「パチリと1枚」撮影しました。シギを求めて、毎週末アクティブに「秋田だ~!宮城だ~!青森だ~!」と走りまわってましたね~。

  

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