プレイバック 飛島の野鳥(ハシグロヒタキ)
5月の連休に飛島に渡るバードウッチャーの目的は、8割はライファーの鳥を増やしたいとの思いからだと(綺麗どころのキビタキ、オオルリ目当ての人もいるかも知れませんが・・・)思います。そんな中、2004年の飛島は、運良く「ハシグロヒタキ」を見ることができました。
朝寝坊タイプなので、午前6時頃から活動するのですが、(飛島では夜明けとともに、午前4時30分頃から鳥見をするのが普通のBWです)そんなわけで、旅館周辺の一、二の畑までしか朝食前には行きません。同じ旅館に泊まっていた、宮城県の鳥友のKさんから、飛島小、中学校の校庭に、「サバクヒタキが出ているとの情報がありました」との事。
「サバクヒタキ」と言うことで、(1991年1月に仙台市太白区で見てました)、そんなにあわてなくてもいいかと、ゆっくり旅館を出て、午前10時頃に飛島小学校に着いたら、それらしい小型ツグミの仲間が1羽いました。鳥屋さんは、私のほかは年配のご夫婦のBW1組だけでした。
話を聞くと、さっきまで大勢のBWがいて「サバクヒタキ」、「イナバヒタキ」と名前がころころ変わって、結局「サバクヒタキ」になったみたいです。
双眼鏡で見てみると、「サバクヒタキと言われてみればそう見えなくもないが、前に見たのと、雰囲気が違うんだよね。サバクヒタキはもっとバフ色だったよな~」と思案していた所に、ちょうど飛島で超有名人のK原さんの姿が見えたので、恥を忍んで、「サバクヒタキと違う雰囲気だけど、、、なんでしょう?」とたずねました。
あっさり「ハシグロヒタキの若タイプですね」との事。
ここでずうずうしくも、「即席の識別講座」を開いてもらい、図鑑には書いてないより詳しいポイントを教わりました。尾羽の黒い部分(ウミネコで言うところのテールの黒い帯)が「サバクヒタキはい太い。と言うことは白い部分が1/2以下」。ハシグロは尾羽の黒い部分が細い。と言うことは白い部分が2/3以上と。尾羽に注意して観察すれば、間違うことはないとの、ありがたいお話でした。
▲ 2004年5月1日 「ハシグロヒタキ」です。 飛島(山形県酒田市)
K原さん(通称バーダー誌でおなじみにキリちゃん)、しっかり識別ポイントを教えてもらったので、そこを意識して、1時間近くねばって撮影できました。腰と言うか尾羽の白色部分が2/3以上あることがわかりますよね。
▲ 2004年5月1日 「ハシグロヒタキ」です。 飛島(山形県酒田市)
最初、学校の敷地内だったので、なんともま~、コンクリートで今一、撮影気分が乗りませんでしたが・・・・、超ド珍鳥なので、飛島でも10年に1回、国内なら一生撮影できない代物と思い、なりふりかまわず「パチリと1枚」で~す。
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