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ブナに溶け込む緑鳩(アオバト)

なんだかんだ言っても、アオバトが一番似合うのはブナの樹林帯です。が・・・「間違いなく繁殖している」と思っても、ブナの巨木が1本なら「根性で捜し出す」こともできないわけではないが、1000本もブナの樹林帯のなかから探し出すのは「砂漠でコインを見つけるようなもの」です。野鳥の営巣場所を探し出す事は「得意中の得意」でも、アオバトに関しては「ギブアップ」で~す。

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▲ ペアでブナにパーチ(止まる)しているので、繁殖が終わったか、巣立ちまじかですよね。繁殖中は単独での行動でした。警戒心はキジバトの10倍はあるので、シッターを切ると直ぐ飛び立たれますが・・・、俗に言う「馬鹿鳥」なので、30分~90分後には同じ枝に戻ってきます。(人間の姿を見れば来ないので、完璧なブラインドが必要です)

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▲ アオバトの嘴は「綺麗な水色」なので、露出には気を使いますね。日本で見れる野鳥は約500種 ですが、「ヤイイロチョウ」(写真図鑑で見た)や「飛ぶ宝石のカワセミ」も、確かに綺麗ですが、個人的には「アオバトが一番美しい」と思ってます。なんとも言えない「わびさびの世界」で、原色でないところが好きです。

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▲ アオバトの雌は、ブナ林の中では「絶対的な自信」があるのか、雄に比べて「警戒心は半分」です。撮影しやすいと言えば撮影しやすいですね。

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▲ ブナ林の中では、「バックがすっきり」は中々ないので、ラッキーと言えばラッキーですが・・・、雄だったら喜びも10倍でしたね~。

60年前の鳥学会の「アオバト論文」を読む

インターネットの時代になり、興味があれば「誰でもネットで論文を読む事が出来る」時代になりました。当然ネット内の事なので、すべて「無料」と言うこともありがたいですね。

以前は5月連休後から「アオバト観察」をしていましたが、最近は「ハチクマ」や「チョウゲンボウ」に時間を取られ、今年は「ササゴイの繁殖」を継続観察している関係で、なかなか「アオバト」に出かけられなく、19日にやっとの事で出かけてきました。

まあそれはそれとして、ちょっと文献を調べてみたら・・・。1953年に日本鳥学会誌「鳥」Vol13に「北海道弟子屈付近に於けるアオバトの生態観察/永田洋平」の論文発表いらい、「アオバトの生態」についての論文は見当たりませんでした。野鳥研究者にも見放された「アオバト」と言うことでしょうか。

論文を読んでいると、私と同じ思いで(熊の出没に出会い観察を断念)熊さんが怖と・・・。北海道ですから、本州と違うヒグマですから3倍は怖いですよね。ただ、写真が巣の2卵だけで、抱雛中の撮影に成功と書いてあるのだが、写真の公開はなく、そこが残念と言えば残念です。(巣の中の卵だけなら、キジバトもアオバトも紛らわしいと書いてあったので、なおさら抱雛中の写真が見たかったです)

私も、「アオバトの営巣」を追いかけて20年になりますが、「半径100M以内に営巣を確信している場所」を3ヶ所ばかり押さえているのですが・・・、巣を見つける事が出来ません。

60年前の論文で、生態的にはアオバトもキジバトもほぼ同ようなことを書いてあることを思えば、巣さえ見つけれれば「簡単に抱雛中のアオバトの撮影は出来る」と思います。なぜかと言うと、「キジバトは巣に近寄っても逃げることはない」からです。

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▲ 2012年7月19日 「アオバト♂」です。

巣ではありません。コナラ(どんぐり)の林がすきで、夏は「野イチゴ」とか「カゴ(鍬)の実」を食べているみたいで、嘴の先端は赤いです。

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▲ 2012年7月19日 「アオバトの番(つがい)」です。

キジバト観察でわかった事ですが、孵化7~10日を過ぎれば、雛も親と同じ大きさになり、親は巣の中には「ピジョンミルク」を与える時しか戻りません。番(つがい)で行動している時間が長いですね。

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▲ 2012年7月19日 「アオバト♂」です。

アオバトの撮影は出来ても、繁殖(営巣観察)は無理でしょうね。20年かけても見つける事が出来ないので、半分「白旗」で~す。造巣する場所に遭遇しなければ・・・、絶対無理だな~。

自分が思うほど人気がない「ハチクマ写真」

猛禽類の写真集と言えば、「イヌワシ」「クマタカ」「ハヤブサ」や「フクロウの仲間」などですが、「ハチクマ」は聞いたことがありません。写真としては「秋の渡り」に、沢山の写真家が日本中の渡り撮影ポイントに集まるのですが・・・、なぜか「人気がない」ような感じですか~。

野鳥写真と言えば「ハクチョウ」や「カワセミ系」が断トツで、猛禽は「フクロウ」でしょうかね。

「ハチクマ」は撮ってる本人だけが夢中で、野鳥好きな人でも「ハチクマには興味なし」と言う人がほとんどではないでしょうか。

恥ずかしながら、ぺっこ(少し)だけ、ハチクマの写真を貼り付けておきます。

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▲ 今月のHP(イーハトーブ岩手の野鳥通信)のTOPにした画像です。

でっかく撮ることは本意ではないのですが、ブラうインドに入っていると、移動できないので撮影するしかありません。 大きく撮ると「インパクトはありますが、3日もたてば飽きが・・・」

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▲ いつも「中望遠ズームを持ってくればと・・・」後悔しますね~。

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▲ 50M位離れてますが、この距離での撮影が、個人的には理想の撮影距離です。画面いっぱい大きく撮るのは、あまり好きではありません。

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▲ これも「理想の距離間」で撮ることができました。

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▲ ハチクマもさることながら、「小枝の葉っぱ」が凄くお気に入りです。この枝に止まってくれと、「強い念力」を送りました。

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▲ 普通の写真ですが、「前ぼけ」が気に入ってます。この写真も「この枝(場所)に止まってくれ」と念力を送りました。すっきりした写真もいいのでしょうが、大きく撮る時はアクセントが欲しいので、「前ぼけは大歓迎」ですね。

盛岡のササゴイの繁殖記録(中間報告その4)

昨日は大雨で、今日は午前中じっくり「ササゴイ」の観察をさせていただきました。なんせ会社から500Mほどなので、歩いてこれるのが嬉しいですね。携帯電話が通じるので、まあなんとでもなりま~す。

「Cポイント(Cペア)」の雛が・・・、昨日までは3羽と思っていたのですが、今日じっくり観察(親が餌を運んでくるまで待っていました)したら、なんと「ササゴイの雛は4羽」でした。それと・・・、巣の中のポジション争いで、産座のふちを歩いて、落下しそうな雛が1羽と(Aペアの観察中に雛が落下したのも、今日のような感じだった)動きが激しかったですね。

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▲ 2012年7月13日 「ササゴイ」(Cペア)です。

雛は・・・、4羽でした。親が餌をを運んでくるまで待っていれば、「正確な数」がわかると思ってたので、観察できて良かったです。

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▲ 2012年7月13日 「ササゴイ」(Cペア)です。

鳴き声はなかったのですが、親が来るのを察知したのか、産座を歩きまわり、激しいポジション争いをしてました。今にも落下しそうになった雛もあり、生存競争は厳しいですね。

■ 盛岡のササゴイ 今日までのまとめ

Aポイント(Aペア)  巣立ち2羽確認。(1羽の雛が落下)

※ 昨日までは、「地上に営巣か?」と思われる行動をとったササゴイは、落下した雛に餌を運んでいたのだと・・・、今日じっくりCペアを観察し、気がつきました。その時は、「落下した雛を見たが、あるがままにしないと、Aペアが営巣放棄するんじゃないかと考えました」

Bポイント(Bペア)  巣立ち3羽確認

C ポイント(Cペア) 育雛中(雛4羽確認)

Dポイント(Dペア)  抱雛中 ※ 雛の数は未確認

盛岡のササゴイの繁殖記録(中間報告その3)

前にも書きましたが、乗りかかった船なので、ササゴイの観察に昨日出かけてきました。やはり巣立ち雛の個体数はどうしても記録として残しておきたいので・・・。巣に近寄らないで、50M以上離れてみたら、産座の中は見えないが、起き上がった時に(親が来たり、糞をする時)なんとか雛の個体数を数える事が出来ました。

詳しくササゴイの文献は調べていませんが、時間差を持って、そして小コロニー(集団営巣)を作っての繁殖の記録は、岩手県では観察記録がないんじゃないかな?(繁殖の記録とか観察記録はあると思う)と言うことで、誰にも見向きもされない「ササゴイ」ですが、ぺっこだけ、真面目に観察してます。

※ 小コロニーから2キロ離れた場所に、5ヶ所目のササゴイの巣を昨日見つけました。ただ水田の中の農家の敷地の雑木林なので、写真撮影は遠慮しました。ほんと水田の中に、農家だけの私道なので、入っていけないんですよ~。

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▲ 2012年7月11日 「ササゴイのCポイント」です。(岩手県盛岡市)

最初2羽かな~?と思っていたら、3羽でした。 №2は糞をするところでした。

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▲ 2012年7月11日 「ササゴイのCポイント」です。(岩手県盛岡市)

親が1時間ばかり巣をあけてました。餌を持ってきたわけではなく、巣の脇にパーチ(止まる)していました。もう雛も大きくなって(推定、孵化13日目)カラスう心配がなくなったのでしょう。(Dポイントは抱雛中なので、雛の数をまだ数える事ができません。推定で、孵化10日前後?)

■ 観察のまとめ

Aポイント  2羽巣立ち  (4卵で3卵孵化。1羽巣から落下。)

Bポイント  3羽巣立ち  (10Mの高さだったので、巣立ちまで雛わからず。途中2羽撮影)

Cポイント  育雛中    (3羽の雛。孵化13日目か?)

Dポイント  育雛中    (親が抱雛続行で巣を離れないので、雛の数は未確認)

※ 別のササゴイのコロニーを見つける。が・・・、私有地なので、100M以上離れた場所からでないと観察できず。個人の住宅敷地内なので、たぶん撮影は駄目でしょう。(たのみに言ってないけど・・・。猛禽類とか県内初記録の鳥なら、菓子おり持って挨拶に行く。)

盛岡のササゴイの繁殖記録(中間報告その2)

週末は・・・、乗りかかった船と言うことで「盛岡のササゴイ」の観察に出かけてきた。自分の目で確認できたのは4巣なのだが、(その内1巣は地上に営巣かと思われたが、結局3Mの胡桃の木に場所を移動して営巣)2巣は完全に巣立ち、2巣が抱雛中でした。

文献では知ってましたが、時間差をもって営巣する「ササゴイ」を観察できるとは思っていなかったので、少々、真面目に観察を継続中です。7月30日までには残りのササゴイも、完全に巣立ちしてくれると思うので、来週も・・・、「ササゴイの観察」になるのかな~。

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▲ 「Aポイント」です。6月17日に2羽巣立ちしましたが、今は草ぼうぼうになって、何処に巣があったかもわからない常態です。

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▲ 「Bポイント」です。巣立ち日には立ち会うことができませんでしたが、7月7日にカラスに威嚇されていた幼鳥がけやきの木の中に、3羽ほど見え隠れしていたので、3羽巣立ちしたものと推測されます。Bポイントは高さ10Mに巣をかけていたので、産座の中を見ることが出来なかったので、2~4羽だと(2羽は写真撮影しているので確実)思われます。

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▲ 「Cポイント」です。高さ3Mほどの胡桃の木に営巣してました。写真では1羽だけですが、下から見上げるかたちなので、正確な雛の数はわかりません。

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▲ 「Dポイント」です。親が抱雛中です。なぜわかるかと言うと、雛の鳴き声を聞きました。

※ 4つの巣に共通しているのは、巣の近くに農業用水路(2M巾ほどの)があることと・・・、「盛岡のチョウゲンボウの巣」から半径100M以内です。AとBは、チョウゲンボウの育雛中だったので、カラスが巣に近寄れば、チョウゲンボウが追い払ってました。「カラス対策にチョウゲンボウを利用した盛岡のササゴイの繁殖」と言うことですか。

CとDは、チョウゲンボウは営巣していないが、ハンティングに時折現れるので、間接的に「チョウゲンボウ」を利用してます。

「盛岡のササゴイ」は頭がいいですね~。

「環境変化」が、突然ハチクマが見れなくなることも・・・。

「豪雪」や「爆弾低気圧の大風」で、樹木が倒れたりして、環境変化があるのが自然界の掟と理解はしているのだが・・・。いざそうなれば「見れるものが見れなくなる」と言う現実に遭遇してしまいます。2012年は何度足を運んでも「ハチクマに遭遇」することが出来なかった「観察ポイント」が4ヶ所も・・・。一番のお気に入りのポイントが「空ぶりポイント」になり、もう今年は「ハチクマ観察は終了」しよかと思います。

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▲ 2009年6月下旬

ゴミのように見えるのは「ハチクマの♂」です。音に敏感なハチクマなので、「完全に気配を消す」ようにしなければ撮ることはできません。迷彩シートを2重にして、なおかつ表面にはカモフラージュネット(海外からネット輸入品)で覆い、撮影しました。意識的に標準レンズで撮影してみました。

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▲ 2009年6月下旬  同じ個体の「ハチクマ♂」です。光線によってこんなにも違うく見えてしまいます。太陽が出ていると、コントラストが強くなり、いくら補正しても「色」は出せないですね。

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▲ 2009年6月下旬  「ハチクマ♀」です。虹彩(こうさい)が黄色いのと、尾羽の先端の黒い帯の太さで、雄、雌の識別できます。実戦の野外識別では、ハチクマは体色の個体変化が激しいですが、「雄は簡単」に(頭部の形と尾羽の太い黒帯)できます。雌は「識別に悩む」ことがありますね。個人的には「名前のわからない野鳥は撮影しないこと」にしているので、「まずは観察」からはじめます。でなければ何処にブラインド設置していいか(よくパーチする枝をみきわけなければなりません)迷ってしまいますね~。 

週末は「ハチクマ三昧」と・・・。

「盛岡のチョウゲンボウ」も終り、週末は「ハチクマ三昧」と行きたいところですが・・・。2012年の雫石のハチクマは、観察ポイントが激減し、「定番ポイント」でしか見ることができません。渡ってくる数が、5分の1(20%)になりました。もう、林道をあちこち歩きまわらなくてもいいので、ガソリン代が助かると言うことになりますが・・・(同じ町内でも100キロは軽く走ってました)残念ですね。

2009年をピークに、年々数が減っているのは、越冬地や途中の休憩地に問題があるのかな?。台湾では1000羽単位で、年々「ハチクマが留鳥化」しているらしい(文献から)ですね。

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▲ 2012年6月30日 「ハチクマ♀」です。

背景の色を見てもらえばわかるのですが、1時間近くパーチ(止まる)してました。光線の強弱によってバックの色に違いが出てきました。あまり飛ばないので、途中から「動画撮影」とか、縦にしたり、横にしたりして撮影しながら遊んでました。撮影距離は200Mはあるので、ノーブラ撮影(林をバックに迷彩服だけで撮影しました)です。

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▲ 2012年7月1日 「ハチクマ♂」です。

ハチクマが近寄ってきて、毎度のことですが、私のことが気になるのか、「横睨みして」飛び去っていきました。ハチクマとは長い付き合いなので、勝手に認知されていると思ってます。

ハチクマは4時間、5時間待つのは当たり前の世界なので、「たいくつとの勝負」になります。営巣地以外はブラインドに入らないので、撮影すると「さっさと家に帰ります(自宅まで5分)」

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