鶴のように美しいから「ツルシギ」と・・・。
春は立ち寄ってくれないが、秋には淡水系の「ツルシギ」が見前水田にときおり羽根を休めてくれます。過去10年では5回は見ているので、2年に一度の確率と言うことですか。
名前の由来は「足が長く、嘴も長いので、鶴のように美しいからツルシギ」となずけたらしい。全国的に春に見れることが多いらしいが、私のイメージからすると、ツルではなく黒の「ブラックシギ」ですね。
国内で見れる赤い足のシギは、「アカアシシギ」と「ツルシギ」の2種だけなので、嘴を見れば一目瞭然なので、誤認に心配がない「ありがた~いシギ」です。
▲ 2012年9月6日 ツルシギ(幼羽) 見前水田(盛岡市)
※ 識別用にでかく撮ってみました。
見前水田は「シギが近くで見れる」のが最大の売りなので、羽根模様とか嘴や虹彩も納得がいけるまで見る事ができます。休耕田に入るシギは、ほとんどが「幼羽」なので、春には見れない種も見ることができ、渡りの神秘ですね。(成鳥(親)がいなく、幼鳥の集団だけで南下しているから)
▲ 2012年9月6日 ツルシギ(幼羽) 見前水田(盛岡市)
曇天だったので、「水面の青」は期待できないので、あえて水田の畦道の草を取り入れて、グリーンを強調してみました。でっかく撮るよりは、環境を入れての撮影の方が好きです。
シギの写真では、長い足(脛と跗蹠)を入れないと「まの抜けた写真」になるので、水深が浅い所に来るように、いつも念力を送りながら撮影してます。
▲ 2006年5月18日 ツルシギ(夏羽) 塩口水田(秋田県天王町)
ツルシギの夏羽は、蒲生干潟か八郎潟周辺に出かけなければ見れないと・・・。盛岡近郊では、春は一度も見たことがありません。他のシギチは(キアシとかムナグロは大群で寄るににね~。
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