GWは「盛岡のチョウゲンボウ」を集中観察
例年GWは「飛島探鳥」だったが、2011年から「家庭の事情」で離島には行くことが出来なくなりました。(緊急の用事があっても直ぐ自宅に帰れないので)と言うことで、「SL銀河の鉄道写真」かと思ったが、なぜか「盛岡のチョウゲンボウの集中観察」がしたくなり、5月4日を除いて、「毎日チョウゲンボウ詣で」をしてました。
孵化目前で「チョウゲンボウ♂成鳥」が忽然と不明になり、「チョウゲンボウ♀成鳥」はどんな行動をするのか、とても興味がわいてきたので、「鉄道写真なんか撮ってられね~」と、本来の「鳥屋さん」に復帰です。
俗に言う「野鳥写真」は腕が落ちる一方なので、「野鳥の記録写真専門」に大変身をしました。もともと「一に観察、二に観察、三、四がなくて五に観察」が私のスタートなので、「初心に戻った」と言うことですね。
げっぷがでる位「チョウゲンボウの写真」を貼り付けてますが、今日はあまり見ることがないような写真をピックアップしてみます。
▲ 2014年5月6日 「チョウゲンボウ♀成鳥」 (盛岡市)
抱卵がはじまると雌の腹の毛が抜けて皮膚が見えるようになります。俗にいう「抱卵班(ほうらんはん)」です。
抱卵班を直接「卵」に触れることにより、熱が「卵」に伝えやすくなるそうですね。
今日は午後から強風だったので、風で尾羽がもちあがったので、「抱卵班」を見ることができました。双眼鏡で見ることはあったのですが、一瞬なので撮影ができなかったのですが、「強風のおかげ」で撮影する事ができました。
▲ 2014年5月6日 「チョウゲンボウの交尾」 (盛岡市)
最初(5月1日の交尾)に見た時は、「雌どうし、ありえね~話だ!!」と思いましたが、デジタルカメラのおかげで「画像を拡大」して納得しました。
私のチョウゲンボウの雌雄識別は、1に尾羽、2に頭部、3に肩、翼上面、4に腹の順序で見ていきますが、一番最初にに目がいくのは「尾羽」です。
この画像を見るまでは「チョウゲンボウの亜成鳥(満2歳以上で成鳥未満)」が交尾するなんて、考えもおよびませんでした。
▲ 2014年5月6日 「チョウゲンボウの交尾」 (盛岡市)
雌は抱卵中なのに♂若は「いきなり交尾」するので、雌は「卵を守る」為に必死です。
▲ 2014年5月6日 「チョウゲンボウの交尾」 (盛岡市)
一瞬「普通の交尾」に見えますが、「抱卵中に巣の中で交尾する事」事態が異常です。2011年~2013年の3シーズンで「巣の中での交尾」は2回だけでした。(3月中旬の抱卵前の巣探しの時期)
「育雛中は交尾する」事も何度かみましたが、「抱卵中」は交尾する事は最初の5日位です(巣の中ではなく外です)が、多くても1、2回なので、「抱卵中はほとんど交尾は見ない」です。が・・・・
♂若は「爆発的に交尾」を続けてます。
5月1日 9:00~15:00 交尾 1回 求愛給餌 ネズミ 4匹
5月2日 9:00~15:00 交尾 4回 求愛給餌 ネズミ 6匹
5月3日 9:00~15:00 交尾 6回 求愛給餌 ネズミ 7匹
5月5日 9:00~15:00 交尾 7回 求愛給餌 ネズミ 3匹
5月6日 9:00-15:00 交尾 3回 求愛給餌 ネズミ 1匹 スズメ2羽
▲ 2014年5月3日 「チョウゲンボウの交尾」 (盛岡市)
雌は「転卵」をしている時に、♂若が「いきなり背中に乗り交尾」をするのですが、雌は卵を守る本能が優先しする見たいですね。♂成鳥の時の交尾時間は5~10秒なのに、♂若は2~4秒ととても短いです。
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