秋はコガモ、春はシマアジに出世魚じゃなかった鴨の・・・ シマアジ
昔は「カモしか撮れない人」と言われていたが・・・(超初心者の頃はカモが一番観察しやすかった)初めて6ヶ月(ワンシーズン)で「身近で見れる淡水系、海ガモ」はほとんど見てしまい、最後に残ったのが「あこがれのシマアジ」でした。
盛岡近郊では飽き足らず、何処にでかけたら「シマアジ」が見れるかもわからなかったのですが、「ヒメハジロ♂(岩手県宮古市田老町1990年1月4日)」を見に出かけた時に、東京のBWと情報交換したら「4月中旬過ぎに伊豆沼に出かければ見れる確率が高い」と教えていただきました。
当時は初対面でもフィールドでの野鳥情報交換は当たり前で、「珍鳥情報の交換」を良くしてましたね~。(葉書きでの情報交換が多かった。その後ファクス、そして携帯&メールと時代がかわりました)
私の「シマアジ」の最初は、双眼鏡とプロミナでノートにスケッチしたのがライファーになりました。ほんと、正統派BWでしたね。(1990年4月13日。伊豆沼)
※ なんで魚のような「シマアジ」と言う和名になったかと言うと・・・。
奈良時代の古名で「あぢ(味)」」は肉の美味しい「トモエガモ」のことを意味するらしい。雌は似ているのでトモエガモを「あぢ」、シマアジは「しまあぢ」と言ったのでしょう。江戸時代にやっと「ともえがも」と「しまあじ」にわかれました。
▲ 1996年4月7日 シマアジ♂ 御所湖(岩手県雫石町) 銀塩フィルム
伊豆沼で初めて見てから6年後、やっと自分のフィールドで「シマアジ」を見る事ができました。夕日をあびて綺麗でしたね~。この頃は、識別用に野鳥写真を撮ってました。構図も考えず、真横に大きく撮ることだけでした。
▲ 2008年9月7日 シマアジeclipse(エクリプス) 見前水田(盛岡市)
ちょっと距離があったが、エクリプス個体と言うことで撮影しました。翼鏡(よくきょう)は緑色で~す。観察派の私としては、翼鏡を順光で綺麗に撮れた時が一番嬉しいですね。
▲ 2010年4月15日 シマアジ♂ 北上川(花巻市)
写真は光のコントロールと言うことは重々わかっていますが、やっぱ野鳥写真は順光で綺麗に撮りたいですよね。水面が青く反射するまで、じっくり待ちました。
▲ 2010年4月15日 シマアジ♀ 北上川(花巻市)
出来れば雌も撮りたいと言うことで、図鑑写真を良しとする私は、周りに他のカモが混ざらないように(単独で個体が撮れるように心がけてます)じっと待ちました。今は無理ですが、当時は3時間4時間は普通に待てました。
▲ 2010年4月15日 シマアジ♂と♀ 北上川(花巻市)
♂と♀を図鑑用に撮ったら、今度はペアでも撮りたいと・・・・。
▲ 2010年4月15日 シマアジ♂・♀の飛翔 北上川(花巻市)
観察派としては、雄、雌の翼鏡も撮りたくなりますね。光線の状態(順光)がいい時は、何時間でも待つ事ができました。(今はこりしょうがないので無理。腹も減るし・・・。)
▲ 2010年4月15日 シマアジ♂の飛び立ち 北上川(花巻市)
正直、2010年以降は「シマアジ」を見る事があっても、撮影する気が起りません。直ぐ「燃え尽き症候群」になってしまんですよね~。私の「短所」ですね。
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