「いわてレッドデータブック」で見る岩手のコクガン事情は・・・。
岩手県自然保護課で発行した「いわてレッドデータブック」が2回ありました。「2001年3月」と「2014年3月」です。
2001年も2014年も、どちらも「コクガン」は岩手県ではBランク(絶滅の危惧が増大している種)でした。初めての観察記録が(レッドデータブックでは)1999年1月に1羽が宮古湾で越冬と記載されてます。
私の個人的記録では、1996年1月2日に宮古湾の津軽石川河口で1羽のコクガンの観察記録がフィールドノートに記載されてますね~。(岩手県初記録かどうかはわからないが、コクガンの話は聞いた事がありませんでした)
その時は、津軽石川河口で、「クロツラヘラサギ1羽」が出現(岩手県初記録)Oさん、と私と同時に「クロツラだ~!」と声をあげたのを昨日のように思いだします。そんなもんで「コクガンも珍しいが、やっぱ岩手県初記録のクロツラヘラサギでしょう」と、コクガンはほったらかしてましたね~。
※「クロツラヘラサギ」の情報を直ぐ公開したのですが・・・、2週間後にまた出かけたら、地元の漁師さんが、「カメラマンが追いかけまわして、餌が取れず中州から動けなくなった」と教えてくれました。「誰かが来て、持ち去ったとか???
1996年当時は「岩手県ではコクガンは見る事ができないガン」でしたよ~。今では考えられないですが、翌年の1997年1月にも真崎海岸(宮古市田老町)でコクガン4羽を見ました。当然のように、冬に「種市海岸」にも出かけたがコクガンは見てません。
▲ 左が「2001年3月発行」 右が「2014年3月発行」のいわてレッドデータブックです。
私も少しばかり「いわてレットデータブック」に協力してるんですが、「コクガン」は私の担当ではありませんでした。2001年頃は「コクガンは沿岸の人が担当する」となっていたんでしょうね。
1996年の宮古湾でのコクガン観察からず~っと「ライフワークのコクガン観察」は続けてはいま~す。今では「岩手県のコクガン記録」は私は一番データを持ってるかも????
ガンの仲間は「ものすごく警戒心が強い」のですが、コクガンだけは例外で、ほとんど人間を恐れないので、「大きく撮りたくないが600ミリなので仕方がなく」コクガン撮影をしなければなりませんね~。
私の撮影方法は、コクガンの採餌行動を見て、「30M位離れた所に座って待つ」撮り方なので、コクガンがどんどん近寄ってくるので、どうしても窮屈な「でかいコクガン」になってしまいました。
「3日も見れば飽きがくるアップのコクガン」で~す。(笑)
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