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「御所湖のカンムリカイツブリ・繁殖成功!」の看板が・・・。

まず最初に断っておきますが、この「一石二鳥で行こう!」のブログ記事は、私(四ッ家)が全責任を持ってます。「国土交通省 御所ダム」「岩手県」「日本野鳥の会もりおか」には一切かかわりが無いのをご理解下さいませ。

今日、「御所ダム管理事務所」に出かけて来た。「御所湖におけるカヌー等進入禁止区域の設定に関して」の要望書が通り、看板を設置してくれるとの事でした。(こんな敏速に行動してくれる「お役所」には感謝、感謝です)

さて、「看板設置」はいいのですが、お役所が心配している事が・・・。

「岩手県初記録の繁殖」の文面にクレームがこないか?との事でした。万が一クレームが来た時は、「四ッ家の責任でと言って下さい」とえらそうに頼んできました。(このブログにクレームを下さい)

皆様すみません。

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▲ 看板と「岩手日報(2016年6月26日)」の新聞記事です。

新聞記事によると・・・

① 2014年5月7日の夜に御所湖のカンムリカイツブリの巣が流された。

② 2015年は3家族10羽に雛がそだった。

③ 2016年は2つの巣を観察。一時の雨に湖は増水した。浮島状態になった一つはかろうじて残ったものの、もうひとつは流された。あと一週間もすれば孵化するころあいだったのに

「雫石在住の渡辺 治」氏 2016年6月26日 岩手日報(みちのく随想)

私(四ッ家)は「岩手日報の読者」でないので、こんな新聞記事があった事を知るよしもありません。

「ネット検索」をしてみたら、岩手県立博物館研究報告 第33号 2016年3月 1~5ページ

『岩手県御所湖におけるカンムリカイツブリの初繁殖』の論文があった。(勉強不足で論文があるのも知らなかった。野鳥に再度熱くなったのは、2016年4月1日からで~す。(笑)

論文では、2013年5月5日~7日までの観察で、「5月7日未明、雨によるダム湖内の増水と強風により、巣がまるごと吹き飛ばされ、跡形もなくなってるのを早朝、確認した。繁殖活動失敗後、渡辺が毎朝、御所湖周辺を回っていたが、カンムリカイツブリそのものの姿すら確認できなかった」

「雫石野鳥研究会 渡辺 治」と書いてあり、2016年6月26日の岩手日報の投稿者ご本人ではないでしょうか?

雫石町に「雫石野鳥研究会」なるものがあるのも知らなかったし、「素人さんではない(野鳥研究者)と判断し、私(四ッ家)もあえてブログに書きました。(私は2000年8月からイーハトーブ岩手の野鳥通信のHPの管理人をしてますが、一度もハンドルネームを使った事がありません。発言には責任を持ちたいもんで)

2016年5月21日に「御所湖のカンムリカイツブリの巣」を見つけて依頼、「300時間の観察」を続けておりますが、私以外のBWはすべて「お名前を知ってる人」だけで、私を入れて4人しか「御所湖のカンムリカイツブリ観察」でお会いした人はいません。300時間も観察してるので、渡辺さんがいれば、「会話はしなくても、お姿は拝見」してると思うんだけど???。(フィールドノートを公開してクレームを入れてくれれば手っ取り早いんだけど・・・。

2014年、2015年に「御所湖でカンムリカイツブリの繁殖を観察」したと言うなら、2013年は「繁殖失敗しているのだから、なんで繁殖成功の論文を書かなかったのだろう???

論文が面倒なら岩手日報に「カンムリカイツブリの雛の写真」だけでも投稿すれば良かったと思うのだけど・・・。「雫石野鳥研究会」所属なら「カンムリカイツブリの岩手県初記録の価値」は十分すぎるほどわかっておられるかと・・・。

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▲ 2016年6月25日 Am1時~Am6時まで降水量は19ミリ(日本気象協会雫石アメダスのデータ)

雫石川は濁流でしたが、御所湖は水位の変化が見られません。今日、ダム管理事務所で24時間20ミリの降水量での御所ダムの水位変化を聞いたら「ほとんど変化なし」との回答でした。

2013年5月6~7日17時から翌日7時(日本気象協会雫石アメダスのデータ)降水量12ミリでした。

■ すべては「御所湖の水鳥繁殖保護」の為の事ですから・・・「御所湖のカンムリカイツブリの繁殖記録」が何番目(2番目でも3番目でもどうでもいい事)ですので、ご理解下さいませ。

「カヌー&ボートの進入」が水鳥繁殖に、一番影響するのではと考えてます。

ストリクスに論文発表しようかと思ったけど、「国土交通省御所ダム」「岩手県」「日本野鳥の会もりおか」を巻き込みそうだし、県博のFさんもよくご存知なので、「日本野鳥の会もりおか」の会報に「観察記録」だけ発表しますは~。(写真付きでね)

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【野鳥】 カンムリカイツブリ」カテゴリの記事

コメント

yotsuya さん、今晩は。

岩手県立博物館研究報告 第33号 2016年3月の、カンムリカイツブリ繁殖の記事は、知っていました。

6月11日のコメントでも、記載しました。

しかし、2013年の繁殖失敗の事例を2016年の館報で発表したので、2014年、2015年とも、繁殖成功はないものと思い込んでました。

情報の共有とは、難しいものですね。

boriさん、今晩は。

>岩手県立博物館研究報告 第33号 2016年3月の、カンムリカイツブリ繁殖の記事は、知っていました

私は今回始めてしりました。(普段論文なって読まないから)

2013年に「御所湖でカンムリカイツブリが抱卵してた」なんて、びっくらポン!です。

今回は、御所ダム事務所から、岩手日報の記事のコピーを見せられたのが・・・。
雫石野鳥研究会と県博論文が「とんだやぶへび」になるんじゃないかな~?
岩手日報に記事を書かなければ、私は何も気ずかずに済みました。

論文を一読して「可笑しい」と直ぐ気つきました。

詳しくはこのコメントに書きませんが、気象庁の過去の気象記録(アメダス雫石の10分データ、2013年5月5~7日最大瞬間風速)をじっくり見てくださ~い。

四ッ家様
 お久しぶりです。御所湖のカンムリカイツブリですが、2013年5月7日の強風で巣が吹き飛ばされたのは、間違いありません。また四ッ家さんは、アメダスデータだけをみているようですが、この日は直接、気象台に連絡して、明け方1:50に12.1m/sの強風が吹いたことを伝えられています。それに同日は、盛岡でも夜中かなり荒れていたので、私自身も記憶に残っています。論文に間違いを書くことは、研究者として致命的ですから、何度も確認済みであることをご了解下さい。
 

藤井さん、今晩は。四ッ家です。

「2013年5月に御所湖でカンムリカイツブリが抱卵した」と言うのは、ぜんぜん知りませんでした。

今回、あちこちから「ネットに御所湖のカンムリカイツブリの論文があるよ」と教えてもらい、読ませていただきました。

>アメダスデータだけをみているようですが、この日は直接、気象台に連絡して、明け方1:50に12.1m/sの強風が吹いたことを伝えられています。

雫石アメダスデータでは
2013年5月7日 1:40 北東 10.4m/S
2013年5月7日 1:50 北東 12.1m/s
2013年5月7日 2:00 北東 10.9m/s

10m/sの強風が1時10分~2時50分まで約2時間吹いてます。

2013年5月5日は11時40~17時まで約6時間吹いてます。
最大風速17.4m/sを最高に15m/s以上が6度です。
2013年5月5日 15:00 西  15.0m/s
2013年5月5日 15:10 西  17.4m/s
2013年5月5日 15:20 西南西 15.0m/s

ただ、単純に5月5日の方が、「モーレツな強風なのに(約6時間)、巣が吹き飛ばされなくて、5月7日は(約2時間)で、10m/sで吹き飛ばされたのだろう」と思っただけで~す。別に他意はありません。

今私が「御所湖のカンムリカイツブリに一生懸命」なのは、100年続けて「水鳥の繁殖保護区」にしたいと思っているだけです。

「御所湖を水鳥、野鳥の楽園」にしたいんで~す。このDNAは「雫石野鳥の会 故・越前谷喜代治会長」から受け継ぎました。

四ッ家様
 御所湖が「水鳥・野鳥の楽園」になることを、強く祈念いたします。雫石野鳥の会復活もいいことです。

藤井さん、おはようございます。四ッ家です。

>御所湖が「水鳥・野鳥の楽園」になることを、強く祈念いたします。

ありがとうございます。

今日、「カンムリカイツブリの看板設置の件」で「岩手日報」と「IBCテレビ」の取材を受けることになりました。たぶん、「2016年6月26日の新聞記事」の事も聞かれるかと思いますが、自分が感じた事を話すだけだと話すだけですね。

「2013年に御所湖でカンムリカイツブリが抱卵した」と言うことも言います。

私の「御所湖のカンムリカイツブリの観察時間」は300時間を越えました。私はバーダーなので、自分の目で観察した事をHPに書きま~す。
今年(2016年)は「御所湖が全面結氷するまでは」頭のすみに「カンムリカイツブリ」の事を入れての「御所湖の探鳥」になりますね~。

四ッ家様
 カンムリカイツブリはじめ多種多様な野鳥が御所湖を中心とする雫石に飛来するので、雫石町そのものを野鳥のサンクチュアリーにできれば最高です。今、2つがい繁殖中の長山サンコウチョウの森では、ノジコが盛んに囀っていました。フクロウ用の大型巣箱も設置しようかと検討中です。
 ますますの四ッ家さんのご活躍を祈念いたします。

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