御所湖のカンムリカイツブリ幼鳥に「栗色の飾り羽」が・・・
「御所湖のカンムリカイツブリ」も、一時は成鳥、幼鳥あわせて30±いたのが、今は幼鳥1羽だけになりました。早く「観察終了宣言」をしたいのですが・・・、しぶとく1羽だけ残ってま~す。
繁殖初期の頃は「御所湖が全面結氷するまで滞在する」と推測してたのですが、7月中旬の幼鳥3羽の飛翔を見て、「御所湖は繁殖地で、越夏(えっか?)は別の場所(海岸か?)」ですると言うことがわかりました。
「御所湖のカンムリカイツブリ繁殖」の観察日数は約100日を越えているので、かなり克明に「生態」を知る事ができたのが収穫です。
特に面白かったのは、幼鳥が独立する前に「親が小魚を幼鳥の嘴の前に1分ほどみせびらかしてから、水面に浮かべてる。それを直ぐ幼鳥が食べれば「子離れ、親離れの儀式」が成功。その後は幼鳥は自立した行動をとりました。
▲ 2016年8月18日 カンムリカイツブリ幼鳥 御所湖(雫石町)
黒い冠羽(かんう)と頸(けい)の周囲にえりまき状に「栗色の飾り羽」が見えます。カンムリカイツブリの繁殖は青森県や琵琶湖では普通に繁殖してるので、「ゼブラ模様の雛」の写真は沢山ネット上に氾濫されてますが、バーダーの私は「飾り羽のある幼鳥」の方が、簡単には見れないと思うので、見れた時はうれしかったですね~。
御所湖のカンムリカイツブリの幼鳥は親から独立して行動、越夏(えっか?)は別な場所なのでするから、いつ見れなく(観察できない)なってもおかしくないですね。
もう直ぐ「内陸休耕田のシギチ」がはじまるので、いつまでも御所湖に滞在されては困るですよ~(笑)
▲ 2016年8月3日 カンムリカイツブリ親子 御所湖(雫石町)
8月3日の時点では「幼鳥に栗色の飾り羽」は見られなかったです。
撮影場所が同じなので、同一固体と推測されます。
▲ 2016年8月18日 カンムリカイツブリ幼鳥 御所湖(雫石町)
あと2ヶ月もすれば「飾り羽」がなくなり、冬羽になると思うので、「飾り羽のあるカンムリカイツブリの幼鳥」は今が(8月)が旬ですよ~。
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