清田房子さん(97歳)に捧げる野鳥写真
野鳥の会の大先輩であり、初めての探鳥会で「声をかけてくれた」鳥友の清田房子さん(97歳)の訃報のメールがあり、今日は一日ブルーです。
私は子供の頃からの野鳥好きではなく、スズメとカラスしかわからない「超初心者」が、初めての公開探鳥会に参加した時に「探鳥の楽しさ」や「雫石の故・越前谷さんを紹介」してくれた恩人であり鳥友でした。親子ほどの年の差があるのに、「年齢、性別、職業、野鳥の知識に関係なく」対等のお付き合いしてくれました。こんな趣味の世界があるなんて衝撃でしたね~。私の性格として「熱しやすく冷めやすい」ので、どんな趣味でも「3年位で卒業」してきたのに「野鳥」だけはいまだに続いてます。(30年以上です)
最初から野鳥写真を撮ってたわけではなく、「観察中心のスケッチ派(フィールドノートに絵をかき、自分だけのフィールドマークを記入する)」だったので、公開探鳥会は「2年間一度も休む事なく参加」(積極的に遠征探鳥会にも参加)したが、それだけでは飽き足らす、越前谷さんや清田さんに声をかけて、東北4県の探鳥地(岩手・青森・秋田・宮城)を駆け回ってました。
何でも直ぐ熱中する私だったので、1年後には「10年も20年も鳥見をしてる人みたいです」とか「1年で150種超えしたの~」「図鑑の鳥500種全部覚えているよね~(365日フィールドに出かけて、図鑑を持ち歩かいな主義でスケッチしたのを家で図鑑と照らし合わせる事を毎日してた)」と、びっくりされるやら、「こんな鳥奇知外は初めてです」と言われましたね~。
清田さんからは、「男性は40代、50代になると責任ある立場での仕事に追われるから、若い時に思いっきり鳥見をしなさい。鳥を見たくても、仕事で見れなくなるから」とアドバイスをされたのを昨日のように思いだしました。
「1年に一度、5月の公開探鳥会はパンと牛乳が支給される」ので、2011年の年に「しばらくぶりで公開探鳥会」に参加し、探鳥会終了後に清田さんを「休耕田のシギチ観察」と「チョウゲンボウ観察」に誘いだしました。(90歳を超えているので、探鳥の誘いは控えてました)それが「清田房子さんとの最後の探鳥」なりましたね~。
合掌
※「写真」をクリックすると大きなサイズ1000x667ピクセルで見る事ができます。
▲ 2011年5月中旬 チョウゲンボウ 盛岡市
たてまえでは「営巣場所は人に聞かない、教えない」と言ってますが(どんなに親しい鳥友でも「営巣場所を一度も鳥友に聞いた事はありません)本音は「信頼できる鳥友はブラインドに誘う事もあります」。どんな事があっても「井戸を掘った人を大切にする」が私の人生訓なのです。清田さんは大先輩であり、「野鳥の会のイロハ」を教えてくれました。
▲ 2006年12月下旬 オナガ 盛岡市
清田さんから、「昔は(1980年代)「オナガを見る為に、一関市まで出かけて見たものよ」と教えてもらった事を思いだしました。
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