2019-20は「大暖冬の予感」が・・・。
気象学者でもない私が「2019-20が大暖冬の予感」と言っても、説得力がありません。が・・・12月中旬に降った初雪10センチが「水分を一杯含んだ重い雪」だったのが「大暖冬の根拠」です。(例年12月の初雪から、サラサラの粉雪しか降りません。重い雪は3月下旬だけ)
過去に盛岡が「大暖冬になった年(1998-99)」を思いだします。
雫石には20センチの積雪があっても、盛岡は積雪ゼロで、初雪が1月下旬で、積もっても2日以内に全部消えました。500M×500Mの狭い範囲に(盛岡南公園球技場)「コミミズク20±が越冬」しました。(最終越冬個体は5月上旬まで飛び回ってました)
当時岩手県内のコミミズク越冬地は「花巻空港東側芝生と滑走路」で、今と違ってターミナルビルと管制塔は4号線の西側だったので、東側はとても静かで、車もこない場所だったので、「コミミズク(最大3羽)」や「ノスリ(5羽)」の採餌場所でした。空港なので、どんなに雪が降っても除雪がしっかりしているので、滑走路のへりは緑の芝生が冬でも見れました。
「1998-99の盛岡南公園のコミミズク」は、1月中旬に初めて見たのですが、雪国の盛岡で越冬するとは思わず(大暖冬になるとは思わなかった)ただの通過個体くらいに考えてました~。
▲ 1999年1月17日 コミミズク 盛岡南球技場(サッカー場)/盛岡市永井地区
16日の夜に、鳥友のOさんから電話があった。1月15日まで、Oさんと函館市近くの「砂崎岬のシロハヤブサ」と「アラナミキンクロ♂」に遠征探鳥に出かけていたので、てっきりシロハヤブサの話かと思っていたが・・・。
Oさん 「今日仕事で盛岡南球技場に出かけたら、昼だったがコミミ1羽飛んでいた」
ヨツヤ 「花巻空港じゃなくて、盛岡南公園ね。会社から5分だから明日確かめてくるね」
※当時は「携帯電話」を持ってなかったので、「野鳥情報交換は夜8時過ぎが暗黙のルールになってました」
1月17日の昼休みに「盛岡南球技場」に出かけたら、私の目に飛び込んだきたコミミズクが5羽で、ビックラポン!でした。早速夜に
ヨツヤ 「今日、午後から夕方まで南公園にいたが、コミミの楽園でしたよ~。」「車も1台も入ってこないし、コミミ撮り放題だったよ」
「第一発見者のOさん次第だけど、コミミ情報はどうしょうかね。Oさんが決めて」
Oさん 「ヨツヤさんにまかせるよ~」
ヨツヤ 「盛岡でコミミは見れないから(Oさんとは花巻空港は別だが、コミミ狙いで八戸市や蕪栗沼に遠征してました)探鳥会でコミミ情報ながしたら、皆さん喜ぶかもしれない。とりあえずFさんには電話しておきます(ヨツヤ・Oさん・Fさんの3人はシギチ仲間)
ヨツヤ 「土・日・祝日はOさんとオラで、平日はFさんとでフィールド管理すれば、全国からBWや写真家が来ても大丈夫だよね」「冬は一般の人は誰も来ないから、(サッカー場は閉鎖)100人来てもOKだよね」
▲ 1999年1月中旬 コミミズク 盛岡南球技場(盛岡市永井地区)
▲ 1999年2月21日 コミミズク 盛岡南球技場(盛岡市永井地区)
2月下旬なのに、雪がぜんぜんありません。
ペリットを吐き出しているところをパチリと1枚です。
※「盛岡南公園のコミミズク情報」がどのように流れてるか知るよしもありませんが、県外ナンバーや関東ナンバーの「コミミ狙いの車」をみかけるようになりました。祝日はBWや写真家が50人は来てましたね~。
▲ 1999年2月下旬 コミミズク 盛岡南球技場(盛岡市永井地区)
▲ 1999年3月下旬 コミミズク 盛岡南球技場(盛岡市永井地区)
3月下旬になると、「コミミズクは飽きられたか?」誰も(BW&野鳥写真家)来なくなりました~。
▲ 岩手山を見ているコミミズクです。
▲ バックの山は「高倉山(雫石スキー場)」です。
▲ 「盛岡南公園のコミミズク」は日中10時~15時が一番飛び回って行動してました。
▲ 「旬幕を閉じた」ところか?黄色い虹彩が・・・・
▲ 盛岡南球技場(サッカー場)周辺を飛び回るコミミズクです。
サッカー場2面以外は荒地でした(野球場建設予定地だったが、工事は行われず。荒れ放題で野ネズミが大量発生したと思われる。トータルで20個体は越冬したと思われるが、「一度に10羽のコミミズク観察は毎日のように、普通の出来事」でした。もう3月下旬の「春のドカ雪なので、BWもカメラマンも誰も来ませんでした。朝から日没まで、私一人でした~。
▲ 1999年3月24日 コミミズク 盛岡南球技場(盛岡市永井地区)
1月、2月とほとんど雪が積もらなかったのに・・・・、3月下旬の「春のドカ雪」にみまわれました~。
道路(アスファルト道路)が完備してたので、撮影は全部「車内撮影」です。
「ねぐら」の場所もわかっていたので、苦労する事なく撮影する事ができました~。
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何ともうらやましい経験をされましたね、まるで夢のようなお話です。こちら(和歌山県です)コミミズクを見ることはまずありません、数年前に大阪府の淀川の河川敷のゴルフ場跡地に10数羽のコミミズクが越冬して、大騒ぎになりました。それこそ関東から九州のカメラマンが集まり、週日でも多い日には300人を超えたと言われていました。小生ももちろん駆け付けました、次の年にはコミミの数が半数ぐらいになり、3年目でほとんど来なくなりました。ゴルフ場跡地の草が伸びすぎてネズミが捕れなくなったからではと言われていました。そちらは野鳥の種類も多くて観察、撮影にとても良い環境のようですね、うらやましい限りです。
投稿: bluesirius | 2019年12月18日 (水) 20時21分
bluesiriusさん、今晩は。
>こちら(和歌山県です)コミミズクを見ることはまずありません、数年前に大阪府の淀川の河川敷のゴルフ場跡地に10数羽のコミミズクが越冬して、大騒ぎになりました。
今の時代は「ネット」や「スマホ」の時代なので、情報の拡散も直ぐでしょうね。盛岡のコミミズクが今だったら、大阪同様、凄い事になったと思われます。
実は、「神戸の震災」後の5月~11月まで、加古川市(阪神電車ぞい)で「2週間盛岡、2週間神戸」で仕事してました。復興工事です。土・日は行くところがないので、「昼は大阪野鳥公園」、「夜は甲子園でナイター観戦」をしてましたよ~。とてもなつかしい出来事で、昨日のように思いだします。そうそう、大阪城や姫路城にも何回も出かけました。
>そちらは野鳥の種類も多くて観察、撮影にとても良い環境のようですね、うらやましい限りです。
盛岡周辺は「内陸中央部」なので、太平洋側、日本海側に行くにも2時間以上かかります。でも・・・、山の鳥(赤いの、青いの、黄色いの)や猛禽類は行くとこに行くと、普通に見れます。なんといっても「いつも一人」だし、誰かが来ても顔なじみで、初対面の人に会うことはないですね。
投稿: Koji YOTSUYA | 2019年12月19日 (木) 19時47分