『思い出の野鳥観察記・カナダヅル』2004年1月12日(岩手県一関市)
3日前に見た「カナダヅル」の案配が気になって、朝一番で気象情報を確認した。15センチの積雪に「雪とカナダヅルの撮影ができるかも?(抜けてると撮影出来ない)」と高速道路を安全運転(雪でも100キロで走るのは普通)で、一関水田(岩手県一関市)にGo!
フィールドには8時30分頃到着したが、カメラマンもBWも誰もいない。この日も一番乗りできたのだが・・・、9時過ぎに老夫婦の車が停車して「新聞の載ったツルっていますか?」とオラに尋ねてきた。良く話を聞くと、「一関市周辺のローカル新聞らしい?」。
車からプロミナ(望遠鏡)を出し、三脚にセットして「カナダヅル」を入れて、「どうぞ見て下さい」と。
老夫婦の「名前はなんと言うんですか?」「何処から来たんですか?」との質問に丁寧に回答したが・・・、やはり飽きたのか10分ほどで終了になりました。後は、「雪とカナダヅルの撮影タイム」なのですが・・・、新聞に載ったのなら、1月15日の祝日は「カナダ祭り」になるな~と。
※「写真」をクリックすると大きな画像サイズ(1000x666)で見れます。
▲ 2004年1月12日 カナダヅル 一関水田(岩手県一関市)
冬でもほとんど雪が積もらない一関市なのだが、カナダヅル飛来の年(岩手県初記録)に、水田を白一色になってくれるなんて・・・、とてもラッキーです。カナダヅル情報が新鮮なので、3日めでも「一人で飽きるほど撮影できる環境」に感謝、感謝でした。
▲ 2004年1月12日 カナダヅル 一関水田(岩手県一関市)
車を道路わきの空き地に駐車し、ノーブラ撮影(ブラインドをつかわないでの撮影)です。
オラ一人だったのからなのかわかりませんが「警戒心が薄い個体」でした。いつものように、「石のように動かないで撮影」したからかも知れませんが・・・。
▲ 2004年1月12日 カナダヅル 一関水田(岩手県一関市)
岩手県でなければ撮れない「雪上にカナダヅル」を堪能する事が出来ました~。
11時過ぎあたりから、面識のない人(カメラマン、BW、新聞情報の一般人)が増えだし、望遠レンズはたたみ、プロミナ(望遠鏡)をたてて、「即席のカナダヅル観察会」です。
カメラマンが水田に入り「追いかけ回して撮影する行為」には、「15日の祝日には、東北6県からカナダ目当てのBWが集まるだろうから、追いかけ回して飛ばし、戻って来ないかったら、みんながっかりするでしょう」と言い、納得してもらいました。(あくまでも紳士的に)
この頃から、「自分だけ撮れればいいと言う野鳥カメラマンが現れた」ような気がします。(たぶん、コンテスト狙い)
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