2024年6月18日「岩手・雫石川水系でオシドリが10羽のヒナ連れで繁殖成功」する。そして8羽のヒナ連れも・・・。
奥羽山脈の秋田駒ヶ岳と岩手県最高峰の岩手山に囲まれた「豪雪地帯の雫石町でオシドリが越冬する」ことが不思議で仕方がなかったのですが、過去10年前から「地球温暖化」の影響か、「御所湖は全面結氷するが、雫石川水系上流は結氷する事がない(流れが速いので結氷しない)事が続いてる。そんな関係で、1月、2月でも「雄、雌のまざったオシドリの群を観察していた」ので、「いつかは雫石山系でもオシドリの繁殖もある」かなと思っていた。
雫石川水系上流部は紅葉樹林帯(ブナやコナラなど)なので、秋に「どんぐり」が流れてきてるので、「オシドリが潜水してどんぐりを食べる行動」を観察していたので、「雫石川水系ではオシドリが越冬できる環境」である事に納得できた。
オシドリは水辺のある林の樹洞で営巣する。卵を9~12個産み、雌だけが約28日間抱卵する。雛は高い樹洞から飛び降りて水面まで歩き、雌だけに育てられて約40~45日で独立する。(※巣と卵図鑑/柿澤亮三・小海途銀次郎 著/世界文化社)と野鳥専門書に書いてあったので、以前アカショウビンを良く観察できた場所で、4月上旬から5月下旬まで、オシドリのペアをほぼ毎日観察し、5月18日までは毎日見れたペアがそれ以降まったく見れなくなった(5月31日まで観察)ので、「もしかしたら繁殖行動につながったか?」と思い、6月15日以降からまた継続して観察した。
2024年6月18日に「ヒナ連れのオシドリを観察」した時は、「巣と卵図鑑」通りに納得、感動した。
※「写真」をクリックすると大きな画像(1000x666)で見る事ができます。
▲ 2024年6月18日 オシドリの雛6羽 雫石川水系(岩手県雫石町)
あれっ!、ヒナだけ6羽、付近に親の気配が無い。可笑しいな。と思っていたら・・・・。
▲ 2024年6月18日 オシドリ♂とヒナ6羽 雫石川水系(岩手県雫石町)
今度はオシドリ雄がどこからとも現れ、ヒナを先導して泳いでいることにびっくり!
雌だけが飼育するもんだと思っていた。「巣と卵図鑑/世界文化社」に書いていたので・・・
▲ 2024年6月18日 オシドリ♀とヒナ10羽 雫石川水系(岩手県雫石町)
ヒナ連れのオシドリ雄がヒナから離れたら、どこからとも無く♀が現れ、合計10羽の群れでの行動になった。
▲ 2024年6月18日 オシドリ♀とヒナ10羽 雫石川水系(岩手県雫石町)
夕方、川を横切らなければ塒入り出来ない事が分かっているので、開けた水面に出てくる事を待っていた。
▲ 2024年6月24日 オシドリ♀とヒナ8羽 雫石川水系(岩手県雫石町)
フィールドで「8羽のヒナ連れ」を見た時は、「一週間で2羽の欠落か」とも考えたが、オシドリ♀を飽きるほど「デジタル一眼で拡大」してみたら・・・、10羽のヒナ連れと8羽のヒナ連れは「雌親が明らかに違う雌だと言う事が確認できた」
シギチ屋の癖として、「一番最初に嘴を見てしまう」ですよね。「嘴はウソをつかない」で~す。
▲ 2024年6月26日 オシドリ♀とヒナ8羽 雫石川水系(岩手県雫石町)
ヒナ8羽。6月24日にみた個体と同じと推定してます(オシドリ雌親の嘴が同じ)
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