地球規模で見れば、クロは50万羽、ソデグロは3500羽
秋田のクロヅル観察のついでと言うわけではないが、ツルの話題と言うかうん蓄を・・・。
地球規模で見れば「クロヅルは50万羽」で、「ソデグロヅルは3500羽」です。当然、IUCNレッドリストカテゴリー(地球規模のレッドデータ)は、「クロヅルはEN(軽度懸念)」で「ソデグロヅルはCR(絶滅危惧1A類)」でした。日本ではどちらも迷鳥としてあつかわれてます。
2005年10月30日に「御所湖(雫石町)にソデグロヅル」を見て、ネット上に写真を公開したのです。が・・・、直ぐ「日本野鳥の会本部」経由で、世界の野鳥ニュースを扱う通信社から「ソデグロヅル幼鳥の写真を提供して欲しい」との申し入れがありました。(インターネットは怖いと言うか、情報管理が凄いと認識しました)
「ソデグロヅルの幼鳥」が野生での撮影された事がビックニュースだったらしい。
▲ 2005年11月 「ソデグロヅル幼鳥」 (岩手県雫石町)
例年、御所湖は冬季は満水になるのですが、ダム管理者と東北電力に「ソデグロヅルの滞在中は水位を上げないで欲しい」と要望しました。冬季は「一番電力が欲しい時期(暖房用)」なので、最初は断られました。が・・・、そこは「世界的珍鳥」「絶滅危惧1A類」と説得し、ご協力していただきました。
当初、「いわてレッドデータブックに記載ない」ので、ダム管理者は安心していました。その後、「世界の野鳥ニュースになってる」とメールを見せ、納得していただきました。
▲ 2007年12月 「ソデグロヅル」 (宮城県石巻市)
御所湖で見てから2年後、今度は北上川河口の石巻市の水田に現れました。頭部のバフ色は「鉄分の多い場所での採餌なのかな 」と思ってます。足輪もないので、御所湖で見た幼鳥が、2年後にまた日本に飛来したかどうかはわかりません。
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