プレイバック 飛島の野鳥(マダラチュウヒ)
昨日、今日と「雨」で連休後半なのに何処にも出かけられないでいます。昨日も書いたが、当分間は飛島探鳥はお預けですが、「行けないと言うことは嬉しい事」なので不満はありません。普段の鳥見は「携帯電話の通じる所」と言う制約がありますが、よほど山奥に行かない限りは大丈夫なので(イヌワシ、クマタカ、ハチクマ、アオバトは駄目ですが)困ることはないです。「野鳥写真」は600ミリが重いので、「車内撮影」以外は持ち出す事もなくなった事が、変わったところでしょうか。我慢しても、車から100M以内なら・・・、なんとか頑張りま~す。(シギチやコクガンの撮影はOKですね)
飛島の猛禽類で、一番印象にあるのが「マダラチュウヒ♂」の観察です。時間にして、10秒と言う短時間でしたが、ファインダーに入れてなんとか撮影できました。三脚を持ち上げての手持ち撮影ですからブレブレですが、奇跡的にワンカットだけ撮れてましたね~。(当時は若かったので腕力はありました。)
■ ブレブレの写真なので、貼り付けるかどうか迷いましたが、恥ずかしながら「記録写真」としてUP!します。そう言えば、この写真があったので、このマダラチュウヒが「山形県初記録」になった「おまけ付き」です。私のHP上では、初公開の画像になります。笑って見てやってくださいませ。
▲ 1997年5月5日 「マダラチュウヒ♂」です。 飛島(山形県酒田市)
飛島のBWで言うところの通称「二の畑」で撮影しました。昼近くだったと記憶してますが、「二の畑」周辺には2、3人のBWしかおらず、「盛岡組3人衆」でも見たのは私だけでした。当時、「昼ごはんは旅館に帰って食べる」のが普通で、昼時間近くになると、島の中央部はガラガラになりました。「盛岡組3人衆」は旅館の女将さんに無理言って、最初の年から、「弁当」を作ってもらい、朝旅館を出たら、夕方まで帰ってこないと言うスタイルでした。女将さん曰く「鳥屋さんは、雨が降ろうが、船さえ動けば必ず島に渡ってくるのでありがたい。(釣りの家族連れはドタキャンするらしい)それに、弁当持たせて出してやれば、昼食の準備しなくていいので助かる」と。今は弁当持っての鳥見が主流なので、「盛岡組3人衆」が先鞭をつけたと言うことで~す。
この年に、学校跡のグラウンドで弁当を食べてたら(盛岡組3人衆は、バラバラに活動し、昼にグラウンドで弁当を食べながらの情報交換と決めてました)、島の駐在さんが来て「最近鳥屋さんが沢山来るようになったので、野鳥観察小屋を作って上げたい。いい場所があったら推薦してください」との事でした。私は、「せっかくのお金(税金)を使うなら、観察小屋でなく、このブランドに簡易トイレを作ってください。その方が、鳥屋も、島の農家の人も喜ぶと思います。飛島に来る鳥屋は、小屋に入って見る人はいないと思います」と熱く意見を述べました。
この「マダラチュウヒ♂」は、北から南に向けての飛翔でした。繁殖地は北なのに、迷って引き返す(大陸方向に)ところなんでしょうか。野鳥の渡りはわからない事だらけですね。
そう言えば、「山階鳥研ニュース」に、サギ類が、繁殖の為に東南アジアに行くべき所、いったん北に飛び、そこから南に渡る行動をすると言うような事が書いてありました。
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