盛岡近郊は・・・、ケリが普通に繁殖しているので別段珍しいわけではないが、農耕地や牧草地ではない「道路脇に繁殖している」のが目に入ったので、観察&撮影する事にした。
過去の観察例だと、水田のクロに繁殖しているのと、工場の園地(芝生)に繁殖を確認したが、どちらも所有者に断らなければ立ち入り出来ないので、「ケリの営巣を教える事もない」と判断し、遠くからの観察だけにした。
と言うことで、もっぱらの関心事は「文献などには2~4個の卵」の記載があるので、「自分の目で個数と色や大きさを確認したい」のと、「擬態(ぎたい)」や「擬傷行動(ぎしょうこうどう)」をほんとうにするのかを確かめる事にした。(時間にして3分ほど)


▲ 2014年4月26日 「ケリ」 盛岡市近郊
「盛岡近郊のムナグロ」目当てで、過去に観察した水田地帯を丹念に双眼鏡で見て歩いていたら、「ケリ」が飛び込んできた。撮影しようかどうか迷ったが「記録写真」として撮影する事にした。


▲ 2014年4月26日 「ケリの擬傷行動」です。
ケリを車内撮影し、ゆっくり移動し帰ろうかと思っていたら・・・、進行方向に急に出てきて「擬傷行動(ぎしょうこうどう)」を始めたので、すぐ「近くに営巣している」と判断できました。


▲ 2014年4月26日
道路わきに「ケリが営巣」してました。水田や農耕地ではないし、近くに家もなく「犬を連れての散歩人」もいないようで、「人間や猫などの脅威」もないでしょう。
卵の大きさは5㎝位でした。色はウズラの卵に似てましたね~。
※ 撮影時間は3分以内に収めました。卵に手は触れてません。





▲ 2014年4月26日 「ケリ」 盛岡市近郊
「ケリの卵を撮影」し、50M離れた場所に車を移動しました。5分位たったでしょうか、親が巣にもどり、なにごともなかったように産座に座り、抱卵をし直しました。
「擬傷行動(ぎしょうこうどう)」をしなければ、あきるほど観察している「ケリ」なので、そのまま通りすぎたかもしれないが・・・、目のまえでされてしまうと、「生態観察」をしたくなりますよね~。
撮影後、30分ほど様子を見てましたが「産座にすわりぱなしで抱卵」をしていたので、間違いなく巣立ちしてくれるでしょう。不安は50M離れた木に「ハシボソガラスが抱卵中」だったので、カラスの巣立ち前に雛にかえってくれる事を祈るばかりです。
※ 車内からの600ミリでの撮影だったし、1台の車とも合わなかったので、この場所に私が出かけない限り、「ケリの営巣場所の秘密性は大丈夫だと思います。あえてブログに写真を貼ったのは、「新聞やテレビに投稿される」のが嫌だからです。たぶん、あと10日もすれば雛になって草むらに親が連れていくと思います。(過去のケリの繁殖観察例からの判断です)
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