まだまだ続く「見前水田」のシギチ
福島出張帰りは、シギチが気になって「いの一番に見前水田」に立ち寄りました。11時30分過ぎに到着したら、先客のFさんの車が駐車していました。手っ取り早く見るには「今朝のシギチの按配」を聞くのが一番なので、車から降りて、挨拶し、状況を聞いたら、「シャクシギが1羽入った」とのこと。「嘴が短かいので、チュウかダイか、それともホウロクかで迷っている」とのことだったので、撮影画像を見せてもらった。
何枚か画像を見ながら「ジズ(ぱっと見)でホウロクの幼羽に見えます」と。その後飛翔写真も数枚あったので、拡大して見たら「腰が茶褐色」だったので、間違いなく「ホウロクの幼羽」と同定しました。
バードウォッチングの楽しいとこは、「直ぐに同定しない」で、「あ~だ、こ~だ」と言いながら(羽根模様は、嘴は、足の色は、サブターミナルバンドがあるとかないとか、初列の突出はとか色々)見るのが楽しいですね。
▲ 2003年8月31日 「ホウロクシギ(幼羽)」 見前水田(盛岡市)
残念ながら今日は「ホウロクシギ」を見れなかったので、ちょうど10年前に「見前水田に飛来したホウロクシギ(幼羽)」を貼っときま~す。
ダイシャクとかホウロクの「大型シャクシギ成鳥」は、嘴が長いので直ぐわかりますが、幼羽のホウロクは嘴の長さが短く、内陸の水田によく入る「チュウシャクシギ」と誤認も・・・。でも他のシギがそばにいれば、体の大きさが全然違うし、飛翔してくれれば「腰を見れば一目瞭然」で~す。
▲ 2013年9月12日 「エリマキシギ♀(幼羽)」 見前水田(盛岡市)
大好きな「エリマキシギ」が、直ぐ近くまで寄ってくれました。と言うことは・・・、「まだまだ見前水田通い」が続きますね~。
福島県郡山市に出張だったので、「生物多様センターのモニタリングサイト1000シギチ類調査」に登録されている、「福島県中部水田地帯(郡山市)」を訪れてみたが、BWに会うことも、シギチを見ることもなかったですね。阿武隈川で「イソシギ2羽」を見たきりでした。
全国規模のモニタリング調査で「オジロトウネンの観察記録」を見たら、「0~5羽」と・・・。岩手県は「モニタリングサイト1000」の登録場所がないので、過去20年近く春、秋と観察している「見前水田のシギチ」は「個人のフィールドノートに埋もれたまま」で終わってしまいます。
なんだかんだ言いながら過去の記録を集計すれば「岩手県盛岡内陸水田地帯」では「30種のシギチ」は見ているかな~。個人的には「オオハシシギ8月羽(夏羽)」を見たのが忘れられないで~す。
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