8年連続、御所湖(岩手県雫石町)でカンムリカイツブリ繁殖成功!
2016年6月4日午前10時に「御所湖でカンムリカイツブリのヒナ連れ親子」を観察してから、今年(2023年)もヒナ連れカンムリカイツブリを観察する事ができました。8年連続の観察になります。
私の(ヨツヤ)流儀として、野鳥の繁殖は「最初の1年目を無事成功すれば、連続して営巣してくれる」と思っているので、2016年5月にカンムリカイツブリの営巣場所が分かったが、「巣立ちするまで撮影はしない」と決めてたのが幸いし、「2羽のカンムリカイツブリが50羽まで増加(2023年)してくれてます。
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▲ 2023年6月29日 カンムリカイツブリ 御所湖(岩手県雫石町)
8年連続の「カンムリカイツブリ繁殖成功記録」になります。
毎年3月中旬に御所湖の氷が溶けだすとカンムリカイツブリが現れ、12月中旬の初雪とともに姿が見えなくなります。数は多くは無いが、10月にウリ坊(カンムリカイツブリの幼鳥)が御所湖に浮いてるのを見る年もあるので、「年2回の繁殖行動」をしてるのっでしょう。
▲ 2023年7月1日 御所湖のカンムリカイツブリの総数 御所湖(岩手県雫石町)
例年6月30日の深夜から7月1日の早朝にかけて、「御所湖の水位が1Mほど低くなる」(梅雨末期の大雨に備えて7月1日から毎日水位が下がる)ので、御所湖に散らばって繁殖してた個体が中央部に集まる(ヒナはまだ飛べないので中央部に集まらなければ、アオサギ、トビ、カラスの餌食になる)
巣立ち直後のヒナは10秒ほど潜水できるが、二週間後には30秒ほどになり、小魚を捕まえる個体もある。
成鳥にはナンバー(黄色の数字)を書き込みました。
7月1日は「成鳥52羽、幼鳥22羽」でした。
成鳥が全部「繁殖行動」することはなく、「6つがい12羽と22羽の幼鳥」です。
個人的な感想ですが、2年目、3年目の個体は繁殖行動をしないのかも・・・。
御所湖は餌は豊富なので(4キロ上流で毎年アユの稚魚の放流をしてくれるので、大雨の増水時には御所湖にかなりの稚魚が流されてくるのかな?)縄張り意識の強いカンムリカイツブリですが、5年位前から見る事がなくなった。たぶん、御所湖に繁殖に飛来するのは、御所湖生まれのカンムリカイツブリなのかもしれない。2016~2018年頃は、あちこちで縄張り争いをしてた。
最近は「カンムリカイツブリのヒナ分け」も見ることがなく、5羽のヒナでもペアで育ててる。縄張り争いをしてた当時は3羽のヒナでも1対2に分けて育ててました。
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